自民・茂木幹事長「未来志向」の笑止千万・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■自民・茂木幹事長「未来志向」の笑止千万・・・
党大会での勘違い発言連発に国民イラッ
公開日:2023/02/27
約20年前が「勝負の時」だったのに、
つまりは何もしていないってことじゃ
ないか(26日、自民党大会であいさつ
する茂木敏充幹事長)/(C)JMPA
「この10年は民主党政権によって失わ
れた日本の誇り、自信、活力を取り戻す
ために皆で力を合わせ大きくこの国を
前進させた前進の10年でもありました」
26日に東京都内で開かれた自民党の
党大会でこう声を張り上げた党総裁の
岸田文雄首相に対し、ネット上では、
《いやいや、国会で閣僚も官僚も虚偽
答弁を繰り返す最悪の10年だった》、
《大事な行政文書を隠蔽し、ばれると
改ざんか破棄という暗黒時代。前進
どころか戦前に戻った》、
《よりによって法務大臣を務めた人が
大規模選挙買収事件で逮捕、起訴とい
う悪夢。30年は時代が後退した》・・・
などと総ツッコミとなっているが、
岸田首相以上に批判の声が上がっていた
のが茂木敏充幹事長のあいさつだった。
茂木氏は岸田首相の演説に先立ち、
「決戦の時だ。(4月の)統一地方選と
衆院補欠選挙に勝利し、明るい未来を
切り開いていこう」
「所得の向上や少子化対策など未来志向
の政策を実現できるのは自民党しかない」
と強調していたのだが、SNSでは、
《自民党って今も国会の議席で安定多数
だよね。つまり、国民生活を向上させる
政策は何でもできるし、できたはず。そ
れなのに経済指標はどれも右肩下がり。
それで未来志向って何?》、
《明るい未来とは笑止千万。今までなに
をやっていたわけ》といった声が続出。
■少子化対策に「最後の勝負」
とりわけ、厳しい声が出ていたのが
「これから数年が少子化のトレンドを反転
させる最後の勝負との思いで、大胆かつ
幅広い政策立案とその具体化を進めていき
ます」との言葉だ。
《いや、最後の勝負をするにはもう遅す
ぎるよ》
《少子化トレンドはとっくに指摘されて
いたのに何もしなかったのが自民党》
茂木氏といえば、野党時代、当時の民主
党政権が打ち出した「児童手当の所得制限
撤廃」に強く反対していたにもかかわらず、
今国会で唐突に撤廃を求めたことから疑問
の声が上がった。
その茂木氏が少子化対策をめぐり、
「最後の勝負」という言葉を使ったことに
異論を覚える人が少なくないようだ。
内閣府が毎年公表している
「少子化社会対策白書」では、2004年版
で「これからの5年間が人口構成上重要な
時期」とし、こう書いてある。
「わが国の人口構成上、出生数または
出生率の回復のチャンスもそう長くは
続かない。したがって、少子化の流れを
変えるためには、これから2010年頃ま
での数年間に、この第2次ベビーブーム
の世代(第2次ベビーブーマー)を対象
の中心として、安心して子どもを生み
育て、子育てに喜びを感じることができ
るように、あるいは子どもの出生や子育
てにメリットがあると認識できる施策を
積極的に展開することが重要であると
考えられる」
約20年前には少子化の流れを変える
ための「勝負の時」が指摘されていたの
に、当時も政権与党だった自民党は何ら
有効な政策は打ち出せなかったという
こと。
茂木幹事長の「決意」が理解されない
のも無理はないのだ。
【転載終了】
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失われた20年が、さらに安倍政権
で10年が失われましたが、岸田政権
でさらに失われていきそうです。
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