「プーチンの戦争」をこじらせる“独裁者トリオ”一体化の不気味・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■「プーチンの戦争」をこじらせる
“独裁者トリオ”一体化の不気味・・・
サミット延期の可能性も
公開日:2023/02/28
おねだりか恫喝か(ロシアのプーチン大統領
と中国の習近平国家主席)
(C)ロイター/ Sputnik
ロシア、中国、ベラルーシ──。
米国のバイデン大統領が忌み嫌う専制国家
のトップが策謀を巡らせている。
無論、ウクライナ情勢をにらんでのことだ。
孤立するプーチン大統領を習近平国家主席
が支援する動きに欧米が警戒を強める一方、
習近平国家主席の招きでプーチン大統領の
盟友ルカシェンコ大統領が28日から訪中。
どんな企てなのか。
中国による対ロ支援を巡っては、
中国企業が4月までに自爆型ドローン
約100機を納入する可能性があると報じら
れた。
部品と製造ノウハウも提供し、ロシアでの
量産も計画。
イラン製「シャヘド136」に似た形状で
35~50キロの弾頭を搭載できるドローン
を月100機程度つくれるようになるという。
報道に先立ち、独ミュンヘンで王毅共産党
政治局員と会談したブリンケン国務長官は、
武器提供は「深刻な結果になる」と警告。
23日には、米誌の取材に
「いわゆる『中国企業』から武器ではない
軍民両用の支援が若干あり、ほぼ確実に国家
承認を得ている。だが殺傷力を伴う軍事支援
ではない」と発言。
「中国がそれを真剣に検討しているという
情報もここ2、3カ月に得ている」と明かした。
■中国はすでに武器供与
米国はウクライナ側の拠点の画像をロシア
の傭兵に渡した中国の衛星会社などに制裁を
科している。
「ロシア軍は戦闘で戦車の4割超を破壊さ
れたほか、イラン提供のドローンも失い、
水面下で中国製を月100機ほど仕入れていま
す。1日の弾薬使用量が2万発にも上ること
から、中国からの武器支援をあてにしている。
経済制裁で欧州に輸出できなくなったロシア
の石油や天然ガスを振り向けられている中国
は、国際価格の半値で買い叩いていて、その
見返りとしてプーチン氏が強く求めたのが
軍事支援なのです。気球撃墜問題で米中対立
が深まった影響は大きい。ベラルーシは中国
の一帯一路に協力する友好国でもあり、ルカ
シェンコ氏は訪中で対NATO(北大西洋条約
機構)を理由に、自国への武器供与を取り
付ける算段。3カ国の一体化が加速します」
(筑波大名誉教授・中村逸郎氏=ロシア政治)
プーチン大統領が熱烈に要請する習近平
国家主席の訪ロは、G7広島サミット
(5月19~21日)が目前に迫る4月下旬から
5月上旬とみられている。
習近平国家主席は停戦の仲介役に名乗りを
上げるのか、あるいはG7に挑戦状を叩き
つけるのか。先は見通せない。
「不測の事態になれば、バイデン米大統領
やショルツ独首相は国を離れられない。欧米
首脳陣がはるばる東アジアまで飛び、集うの
はリスク以外の何物でもありません。サミッ
ト延期の可能性もあります」(中村逸郎氏)
岸田首相の運命やいかに。
【転載終了】
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今回は大国エゴの対立が顕著に表れ
た事例ですね。
ウクライナが利用されたのでしょう。
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