一連の“高市騒動”・・・言論弾圧は疑惑ではなく客観的事実だ
適菜収「それでもバカとは戦え」
【転載開始】
■一連の“高市騒動”の前提 安倍晋三による
言論弾圧は疑惑ではなく客観的事実だ
公開日:2023/03/11
啖呵を切ったのに、議員辞職を否定
(高市早苗経済安保担当相)
/(C)日刊ゲンダイ
今回の高市早苗を巡る一連の騒動。
前提として確認しておきたいのは、
安倍晋三という異常な人物が、
言論統制・言論弾圧を行っていたのは
疑惑ではなく、客観的事実であると
いうことだ。
アメリカ国務省が発表した人権状況に
関する2016年版の年次報告書には、
放送局が政治的な公平性に欠ける放送
を繰り返した場合、高市が電波停止を
命じる可能性に言及したことを挙げ、
「安倍政権によるメディアへの圧力
強化に懸念が強まった」と指摘した。
16年、国境なき記者団は
「国境なき記者団は日本のメディアの
自由の低下を懸念する」という文書を
発表。
「安倍政権によるメディアの独立性へ
の脅し」
「主要な放送局内で自主規制が進んで
いること」などを挙げた。
3月2日、立憲民主党の小西洋之議員
が安倍政権時代に作成された総務省の
内部文書を公表。
そこには礒崎陽輔首相補佐官(当時)
が14年11月26日に、放送法の解釈や
違反事例などの説明を総務省に問い
合わせてから、翌15年5月に高市が
従来の政府見解を事実上見直すまでの
やりとりが時系列でまとめられている。
要するに政府にとって都合の悪い
テレビ番組を潰すために悪党が動い
たわけだ。
内部文書には「現在の放送番組には
明らかにおかしいものもあり、こう
した現状は正すべき」という安倍の
発言や「けしからん番組は取り締まる
スタンスを示す必要がある」という
礒崎の発言も記載されている。
当時、総務相だった高市は自身の言動
に関する記述から「全くの捏造文書だ」
と主張。
捏造でなかった場合は閣僚や議員を辞職
するかと問われると「結構だ」と答えた。
その後、総務相の松本剛明が「すべて
総務省の行政文書であることが確認でき
た」と述べ、
礒崎が総務省に「問い合わせた」ことも
認めた。
内部文書によれば、礒崎は「この件は俺
と総理が二人で決める話」
「しかし、俺の顔をつぶすようなことに
なれば、ただじゃあ済まないぞ」と圧力
をかけたという。
結局、高市は議員辞職を否定、
「私に関しての4枚については内容が不正
確であると確信を持っている」とトーン
ダウン。アホくさ。
ちなみに15年、礒崎は安保法案に関し
「法的安定性は関係ない」と口を滑らせて
いる。
安倍政権がやったことは、自由と法に対す
る挑戦だった。
【転載終了】
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前にも書きましたが、国連人権委員会
からの勧告が安倍政権で急増しました。
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