習近平主席が3期目突入・・・
経済ニュース 深読み・先取り
【転載開始】
■習近平主席が3期目突入・・・強まる中国の
覇権主義に日米欧は“中逃印向”経済へ
まっしぐら
公開日:2023/03/14
インドはいまや世界5位の経済大国
(首都ニューデリー)/
(C)ゲッティ=共同
先週10日、中国で国会に相当する
全国人民代表大会(全人代)が開催され、
習近平国家主席の3選が決まりました。
予想されたこととはいえ、3期目入りは
異例です。
覇権主義的な色合いはますます強く
なり、ビジネス面から考えても一層
やっかいな存在になりかねません。
商習慣や知財戦略が一人の判断で、
一夜にして覆される・・・そんなリスクを
中国ビジネスに感じる経営者は少なく
ありません。
米中対立やウクライナ戦争によって、
日欧米は中国へのスタンスを変化させ
ています。
極端な言い方をすれば中国依存からの
脱却、中国の必要性を感じなくなって
います。
■インドはGDP世界3位も視野の経済
大国に
そこで急浮上してきたのがインド。
その存在感は高まるばかりです。
2022年の国内総生産(GDP)は
旧宗主国の英国を抜き、世界5位の
経済大国にのし上がりました。
日本の約8割の水準に成長しているの
です。
23年のGDP成長率を見ても、中国が
全人代で5%前後を掲げたのに対し、
インドは7%近くに達するとの読みも
出てきました。
中国は民間企業への締め付けが強ま
る一方ですが、インドは曲がりなりに
も民主主義国で、公正性や財産権の
確実性(代金遅延や契約履行などの
法体系の近代化)があります。
インド政府・議会が賢い政策を打ち
出せさえすれば、中国を超える市場
経済の道が開かれると思っています。
27年にはGDPで日本を抜き、世界3位
に躍り出るともいわれます。
今月上旬に脱中国をにおわす投資家
の記事を米FOXビジネスで見かけまし
た。
著名投資家のモビアス氏の発言で、
「中国の資本規制のため資金を国外へ
持ち出すことができない」という内容
です。
中国当局はすぐに「海外への資金送金
に関する政策に変更はない」と否定し
てみせましたが、投資家の不安は解消
されたとは言い難いでしょう。
まさに“中逃印向”(中国から逃げイン
ドへ向かう)の時代です。
実際、米アップル「アイフォーン」の
約4割を受託生産する台湾の鴻海精密
工業(フォックスコン)は、インド南部
のチェンナイ近郊にある既存工場での
アイフォーン製造台数を、24年までに
2倍以上となる年間約2000万台へ引き
上げる計画を発表しています。
従業員は約3倍の10万人規模です。
また、フォックスコンはインドの複合
企業「ベダンタ」と共同で、インド西部
グジャラート州に半導体生産施設を新た
に立ち上げる予定もあるようです。
インド政府も動き始めました。
携帯電話や半導体、EV(電気自動車)
メーカーを誘致するため数十億ドルの
支援策を打ち出しています。
先週は米国のレモンド米商務長官が
米企業のCEO10人とともにインドを訪れ、
半導体産業の活性化策を調整する覚書に
調印しています。
インドの人口は今年中にも中国を抜き、
20歳前後の若い労働者数は30%近く
(中国の倍近く)になると推測されます。
世界の投資マネーは“中逃印向”。
そんな印象を強く持ちます。
(IMSアセットマネジメント代表・
清水秀和)
【転載終了】
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インドをロシアや中国から引きはがす
つもりなのでしょうかね。
米国籍を持つ中国系米国民や米国民の
中国系企業に協力する社員の国籍剥奪も
実施するようですね。
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