日大ワンマン理事長体制も窮地に
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■内田監督に警察の動きは…
日大ワンマン理事長体制も窮地に 2018年5月23日
日大アメフト部のタックル問題で“加害者”の
宮川泰介選手(20)が会見を開き、真相解明
に大きく近づいた。
はたして内田正人監督(62)と井上奨コーチ(30)
に司直の手は伸びるのか。
内田監督を重用してきた大学幹部にも騒動の
余波が及ぶ可能性が出ている。
宮川選手の会見でハッキリしたのが内田監督
と井上コーチの関与だ。
宮川選手は試合前日、井上コーチから内田監督
の意向として「相手のQBの選手をワンプレー目
でつぶせば試合に出してやる」と言われ、
「できませんでしたじゃ、すまされないぞ。わかって
るな」と念押しされたとしている。
さらに内田監督から「やらなきゃ意味ないよ」と
言われたことも明かした。
監督だけでなくコーチもグルだったことになる。
ケガを負った関西学院大の選手の父親はすで
に警察に被害届を提出し、宮川選手の会見を
受けて「刑事告訴も検討せざるを得ない状況だ」
とのコメントを出した。
はたして、捜査はどう進むのか。
問題は警察がどこまでやるかだ。
元検事の落合洋司弁護士は18日付の本紙で、
「監督と選手が傷害の共謀共同正犯で逮捕され
る可能性がある」とし、暴力行為をためらっている
選手を監督が脅して違反行為のタックルをさせた
となれば選手が懲役8月、監督が1年2~6月の
判決になるとの見方を示している。
「逮捕を免れたとしても書類送検はあり得ます」
と指摘するのは弁護士の篠原一廣氏だ。
「事件となれば、警察は監督とコーチに複数回の
事情聴取を行うでしょう。彼らが指示している音声
がなくても周囲の選手が会話を聞いていれば証拠
になる。警察は選手を一人ずつ聴取して外堀を埋め
ていくはずです。注目は監督が試合直後、メディア
に『あれくらいやっていかないと勝てない。やらせて
いる私の責任』と語ったこと。自分が指示したことを
認めたような発言です。宮川選手の証言が事実と
認定されれば、3人が共謀共同正犯で書類送検され、
内田監督が首謀者になると思われます」
■ワンマン理事長体制に責任も
日大内部にも波紋が広がっている。
21日、教職員組合は声明文を発表。
田中英寿理事長(71)らに真相究明と大学の体質
改善要求を突きつけた。
「日大を牛耳っている田中理事長を問題視している
ようです。理事長は日大相撲部出身で、数年前、暴力
団との写真を海外メディアに暴露された。これまで
内田監督を引き立て、人事権を持つ常務理事に据え
ている。内田監督を重用してきた責任を問うつもりな
のでしょう」(大学関係者)
日大OBで政治ジャーナリストの角谷浩一氏は
こう言う。
「内田氏の監督辞任で問題をかわそうとした日大
執行部。一方、宮川選手は潔く会見を開いて自分の
非を認めた。彼が会見したのは大学が自分を守って
くれないことを痛感したからでしょう。今回の日大の
やり方には文科省とスポーツ庁のほか、100万人と
される日大OBも批判の声を上げるべきです」
この期に及んで日大の企画広報部は22日、
〈コーチから「1プレー目で(相手の)QBをつぶせ」と
いう言葉があったということは事実です。ただ、これは
本学フットボール部においてゲーム前によく使う言葉
で、「最初のプレーから思い切って当たれ」という意味
です〉との釈明コメントを発表した。
何が何でも悪意を否定しようというわけだ。
田中理事長を筆頭に現執行部に批判が集まるのは
間違いない。
【転載終了】
***********************
日大内部でもクーデターが起こっている
のでしょうかね?
0コメント