“加計面談”否定の生命線 安倍首相がすがる空白の3時間18分
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■“加計面談”否定の生命線 安倍首相がすがる空白の3時間18分
2018年5月25日
愛媛県の文書に記された加計学園の
加計孝太郎理事長との面談について、
安倍首相は全面否定を繰り返しているが、
官邸への入邸記録は破棄され、
「会ってない」との記憶だけでは否定の
根拠にならない。
そこで安倍首相がすがるのが報道各社の
首相動静だ。
23日も国会で「首相動静等で調べるしかない。
それを見る限りでは会っていない」と居直った。
愛媛文書によると、安倍首相が加計氏と面談し、
「新しい獣医大学の考えはいいね」と伝えたのは、
2015年2月25日。この日の動静に加計氏の
名前が載っていないことを逃げ口上に、
ノラリクラリとはぐらかすつもりだ。
「ただ、首相の番記者は主に官邸の正面玄関
から入る面会者を確かめます。官邸には出入り口
が複数あり、その全てを確認しているわけでは
ありません。“裏口”から記者の目をくぐって官邸
に忍び込めば、安倍首相と面会しても動静に載ら
ないことは十分あり得ます」(ある政治部記者)
愛媛文書に記された面談時間は「15分程度」。
これだけの時間を割けないほど、安倍首相の
日程がびっしり埋まっていれば否定の材料に
なるが、当日の動静は〈別表〉の通り。
スケジュールはスカスカだ。
■懲罰動議に値する大嘘連発
15分以上の「空白」は①加藤官房副長官(当時)
と面談後、官邸を離れるまでの39分②国会から
官邸に戻り、再び離れるまでの48分③官邸に
移動後、米シンクタンク外交問題評議会の
ハース会長と面談するまでの28分④毎日新聞の
インタビュー後、谷垣幹事長(当時)と会うまでの
36分⑤谷垣と面談後、戦後70年談話に関する
有識者会議出席までの47分――私邸に帰る
まで都合5回、計3時間18分もある。
ちなみに、①の前に会った加藤は、15年2月に
加計学園関係者と面談したことを認めている。
直後に、加計氏がこっそり現れてもおかしくない
シチュエーションだ。
また、記者に悟られず官邸や私邸で「極秘会談」
を行えば、首相動静には載らない。
この日に海外にでもいない限り、いくら安倍首相が
ゴマカしてもムダ。
「獣医学部新設の計画を知ったのは2017年1月
20日の国家戦略特区諮問会議」の国会答弁が
大嘘だった疑惑は深まるばかりだ。
これだけ虚偽答弁を重ねる首相にはどう対峙
すべきか。
衆院事務局に33年間勤めた元参院議員の
平野貞夫氏は23日、都内のパーティーでこう
訴えた。
「保守本流とは嘘をつかないこと。今の総理や
周辺は嘘をついて国会を混乱させている。憲法
58条に基づく、嘘で院内の秩序を乱した『懲罰
動議』に値する」
懲罰動議は国会法の定めで、衆院は40議員、
参院は20議員の賛成で提出できる。
野党は何が何でも安倍を退陣させると、腹をくくる
べきだ。
【転載終了】
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官房長官。
「官邸の入廷記録は破棄されて残ってない」。
安倍首相。
「念のため、官邸の入廷記録も調査いたし
ましたが加計理事長が官邸を来訪した記録
は確認できなかった」。
この矛盾は嘘が多すぎて、整合性が取れ
なくなって来ているのでしょうね。
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