EU 難民受け入れ制度の改革で“分断”露呈
NHK NEWS WEB
【転載開始】
■EU 難民受け入れ制度の改革で“分断”露呈
2018年6月6日
EU=ヨーロッパ連合は加盟国から不満が
出ている現在の難民受け入れ制度の改革に
向けて協議しましたが、意見が対立して結論
を出せず、難民政策をめぐる分断が改めて
露呈しました。
EUは5日、ルクセンブルクで内相会議を開き、
中東やアフリカなどからの難民を受け入れて
いる現在の制度の改革に向けて協議しました。
現在の制度では、難民が最初に到着した国
が申請を受け付け、EU各国は人口やGDP=
国内総生産の規模などに応じて受け入れ人数
を分担することが義務づけられています。
ただ、中東やアフリカからの難民のいわば
玄関口となっているイタリアやギリシャは、
大きな負担を強いられていると改革を求め、
ポーランドやハンガリーなどの中東欧諸国は
難民受け入れの分担を拒否し続けています。
5日の内相会議でも加盟国の意見が大きく
食い違い、結論を出すことができず、難民政策
をめぐるEUの分断が改めて露呈しました。
EUの執行機関にあたるヨーロッパ委員会は、
今月末のEU首脳会議までに改革案をまとめる
としています。
ただ、厳しい難民政策を掲げるイタリアの
新政権のサルビーニ内相は「イタリアはEUの
難民キャンプではない」と述べて、妥協しない
姿勢を鮮明にするなど調整が難航を極める
のは避けられない情勢です。
【転載終了】
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EUの分断危機ですね。
移民や難民の受け入れは難しい問題で、
EUは移民問題でイギリスが離脱、他の
EU加盟国の離脱もあり得ますね。
前にイタリアやフランスもEU離脱の
可能性があると記事にしましたが、
日本も移民政策を打ち出していますが、
慎重な検討が必要だと思います。
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