植田日銀はアベノミクスまだ継続・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■植田日銀はアベノミクスまだ継続・・・
インフレ加速で庶民には「地獄の夏」
が待っている
公開日:2023/06/18
異次元緩和の維持を決定(植田和男日銀総裁)
/(C)共同通信社
またインフレ放置だ。
日銀は16日の金融政策決定会合で、
異次元緩和の維持を決定。
植田体制となって2回目の会合でも
アベノミクスの継続を選んだ。
会合後、会見した植田総裁は、
足元の物価高について
「国民の大きな負担になっていること
は強く認識している」と言いながらも、
要因は海外の資源価格などの高騰で
あるとして「日本の金融政策で直接
どうこうすることはなかなかできない」
と釈明。
「是が非でも物価を下げたいという
ことであれば、ものすごい金融引き
締めをして、経済を冷やして下げてい
くということは考えうる。だが、その
ことによるマイナスの方が大きい」と
理解を求めたが、うのみにはできない。
日銀が掲げる「物価目標2%」は、
円安物価高でとうに達成している。
2022年度の消費者物価指数(CPI)
は、値動きの大きい生鮮食品を除いた
コアCPIが前年比3.0%上昇。
今年4月は3.4%も上がっていた。
経済評論家の斎藤満氏はこう言う。
「インフレ加速を招くオペレーション
を続ける必要性は、どこを探しても
見当たらない。金融引き締めに転じな
いまでも緩和縮小に向けた配慮を見せ
るのが常識的判断で、海外の中銀だっ
たらそうした動きをしている場面です。
インフレの最中に緩和を継続すれば
実質金利は下がり、緩和を強化してい
るのと同じ効果をもたらすことになる」
日銀の「生活意識に関するアンケー
ト調査」の最新版(4月12日公表)では、
暮らし向きに「ゆとりがなくなってきた」
との回答が56%。
1年前と比べた物価に対する実感は
「かなり上がった」が62.8%、
「少し上がった」は31.7%を占め、
「何%程度変化したと思うか」との問い
の平均値は14.6%に達した。
「植田総裁は物価目標の持続的・安定
的な達成のため〈粘り強く金融緩和を
継続していく〉と言っていますが、日銀
の物価見通しはこの10年ほど外しまくり、
修正を繰り返している。当たらない見通
しに基づく『物価安定』なんてムチャク
チャです。4月の展望リポート(経済・
物価情勢の展望)では23年度のコアCPI
をプラス1.8%としていますが、7月には、
少なくとも2%に修正することになるで
しょう。物価上昇分を金利でも賃上げで
もカバーできず、個人の購買力は弱るば
かりです」(斎藤満氏)
円安株高でウハウハなのは大企業と
外国人投資家だけ。
犠牲を強いられる庶民には「地獄の夏」
となりそうだ。
【転載終了】
********************
経済政策転換の時期があったの
ですが、安倍と黒田が頑なに経済
政策を継続してきたのが根本的な
問題ですね。
まあ、植田氏も期待したような
政策が打てそうもないようですが。
0コメント