米軍がイランを攻撃すると報じられている・・・?

桜井ジャーナル


【転載開始】


■米軍がイランを攻撃すると報じられているが、

 これは米国が追い詰められた結果


 アメリカ軍がイギリスとオーストラリアを

引き連れ、8月にイランを攻撃すると

アメリカで報道されているが、

ジェームズ・マティス国防長官はイランの

体制転覆は考えていないと発言している。


 ドナルド・トランプ政権はイランの石油輸出

を止め、経済的に破綻させて体制を転覆

させようとしていている。

1953年にクーデターでイランの

ムハマド・モサデク政権を倒したときと同じ戦術

だが、今のイランには中国やロシアがいて孤立

していない。


 イランの石油輸出をアメリカが力尽くで止め

ようとすれば、対抗してホルムズ海峡を封鎖する

と警告しているが、これは十分に可能。

日本やEUなどアメリカの「同盟国」にとって深刻

な事態になるが、シェール・ガスやシェール・オイル

を売りたいアメリカにとっては悪くない。


 ホルムズ海峡が戦争に巻き込まれれば、

当然のことながら、石油相場は暴騰する。

アメリカのシェール・ガス/オイルの採算ラインは

1バーレルあたり60ドルから80ドルだと言われ

ているが、1バーレルあたり数百ドルになっても

不思議ではない。

何しろ、世界の石油供給量のうち約2割はこの

海峡を通過すると言われているからだ。

しかも、シェール・ガス/オイルは4年から5年

しか生産量を維持できず、その後は大幅に減少

すると言われている。


 1992年にネオコンをはじめとするアメリカの

好戦派は世界制覇プロジェクトを始動させたが、

結果として自らの首を絞めることになっている。

1990年代にこの勢力はロシアを支配、

略奪で巨万の富を手にしたが、その反動で

ロシア国民は反西側で団結した。

2012年にアメリカはロシアを再び属国にすべく

カラー革命を目論んだが、全く機能しなかった。


 中東では2003年にイラクを先制攻撃した

ものの傀儡政権を樹立できず、11年に始めた

ジハード傭兵を使った侵略もロシア軍の介入で

失敗、クルドとの連携も思惑通りには進んで

いない。

その間、「同盟国」だったはずのトルコや

カタールが離反している。


 2014年2月にウクライナの合法政権を

ネオ・ナチを使って倒したが、その結果、

中国とロシアを接近させ、両国は戦略的同盟国

になっている。

その両国は現在、アメリカの支配システムを支え

ているドル体制を揺るがす存在だ。


 ドナルド・トランプの背後にいるヘンリー・

キッシンジャーはロシアに接近、中国との関係に

ひびを入れようとしているように見える。


 1970年から72年にかけてキッシンジャーは

中国との関係改善を実現、ソ連を孤立化させる

ことに成功した。

今は中国を孤立化させようとしているが、

ロシアを離反させることは不可能だろう。

今は韓国もロシアと中国に接近、朝鮮を巻き

込んだ。


 ネオコンが描いた机上の空論に基づく世界制覇

プロジェクトはアメリカの支配体制崩壊を早めて

いるように見える。


【転載終了】

***********************


​ ソ連を崩壊させてのは、米傀儡の

ゴルバチョフとエリツィンです。


 ロシアに主権を取り戻したのが

プーチンですが、イランを攻撃した

場合、中国とロシアがどう出るか?


 中国は、イランからの原油輸入を

倍に増やしています。


 米国がイランに仕掛けることは

ないでしょう。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

0コメント

  • 1000 / 1000