患者死亡率は女医の方が低い 東京医科大「受験差別」の愚

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■患者死亡率は女医の方が低い 東京医科大「受験差別」の愚

 2018年8月9日


 東京医科大が女子受験生を一律に減点する

「受験差別」を行っていたと報じられている。

これに対して、

「病院は24時間働ける医者を求めている。

ライフイベントで仕事を離れる女性が多い

と困るだろう」という意見も多い。

男性医師の方が戦力になるという考えで

あるが、これは大きな誤解だ。


 実際は、女性の方がいい医者になれそうだ

ということが分かっている。

米ハーバード大などの研究チームによると、

心臓発作で緊急治療室に搬送される

女性患者の死亡率は、男性医師より女性医師

が担当した方が低いことが分かった。

女性医師が担当すると、基準値よりも5.4%も

低かったという。

2年前には、女性医師が治療した方が、

入院後30日以内の死亡率や再入院率が

低かったという研究も発表されている。


 女性の活躍に詳しいビジネスアナリストの

中川美紀氏が言う。


 「一般に女性の方が男性よりもコミュニケーション

能力が高いので、患者と真正面から向き合って

治療をすることができると考えられます。

『白い巨塔』に描かれていたような権力闘争に

のめり込むこともありません。女性の医者は戦力

にならない、と決めつけることはできないでしょう」


 企業の採用試験でも、筆記だけで選ぶと

新入社員は女性だけになるといわれている。

それで面接のときに女性をふるい落とすのだが、

最近は入り口での差別は減っているという。


 「優秀な人材は男女を問わず採用していこうと

いう流れになっています。それでも、入社後の

キャリアを頭打ちにするという企業は少なく

ありません。女性のポストは課長までで部長に

はしないという会社も多いですね。医療の現場

でも企業社会でも、戦略、風土、歴史が違うので、

完全に差別を排除するのは難しいと思います。

それに男性向き、女性向きの仕事もありますし、

むりやり平等にするのも違う。必要なのは、男性

か女性かではなく、いろんな人材が持てる能力

にふさわしい仕事をやれる柔軟な環境です」

(中川美紀氏)


 最低でもウソはなしで、「当校は点数をカットします」

「弊社で部長は無理です」とオープンにすべきだろう。


【転載終了】

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先日、私が書いた内容のことを、ゲンダイさん

が書いてくれましたね。


 頑張れ、男性諸君!


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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