70歳からの割り増し選択に潜む衝撃の事実・・・

マネーポストWEB 8/8(水) 配信


【転載開始】


■年金繰り下げ受給

 70歳からの割り増し選択に潜む衝撃の事実



 年金繰り下げ受給が思わぬ負担増につながるケースも


 これから定年を迎える人、年金生活に入る人は、

年金や資産を「貯めて残す」か、「使って減らす」か

の岐路に立たされている。


 〈人生100年時代、65歳はもはや老後ではない〉

 政府は今年2月に閣議決定した

『高齢社会対策大綱』でそう宣言した。

それとセットで年金の受給開始を遅らせる

「繰り下げ受給」を奨励している。

65歳からの年金受給を70歳からにすれば42%の

“割り増し年金”をもらえる制度だ。

さらに受給開始を75歳まで延長して「年金約2倍」

にすることも検討している。


 “定年後も働き続けて、年金受給を遅らせれば

リッチな老後になる”という「年金我慢の奨励」で

ある。


 しかし、口車に乗ってはいけない。

それでは生涯、税金を搾り取られる暗い老後への

一本道を進むことになる。


 年金の「繰り下げ受給」を選んだAさんは65歳で

再雇用の職場を退職した後、5年間、コンビニの

夜間アルバイトで月に約20万円を稼いで生活費

をまかなってきた。

70歳を迎えた今年、ようやく念願の年金受給が

始まった。


 年金額は65歳で受給していれば年間211万円

(月額約17万5000円)の計算だったが、

5年間受給を遅らせたため約300万円

(月額約25万円)に増える。


 「体力的にキツくなってきたバイトも卒業できる」


 期待を込めて妻とそんな話もした。

ところが初めて送られてきた年金通知を見ると、

手取りは月20万円ほど。

想定より5万円も少ない。

税金や社会保険料をドーンと天引きされていた。


 「5年間我慢してこの仕打ちか」


■繰り下げで「年33万円」の負担増


 だが、次の事実を知ればもっと衝撃を受ける

はずだ。

もし、Aさんが65歳から年金(211万円)を受給

していた場合、住民税と所得税はいずれもゼロ。

そのうえ、年金から天引きされる社会保険料

(国民健康保険税と介護保険料)もはるかに

少なくて済んでいたのだ。

繰り下げ受給を選んだことで、なんと税金と

保険料を合わせて年間約52万円も徴収され、

負担が33万円も増えていたのである。


 年金の受給を5年間我慢して額面では42%

(年間約89万円)割増しされたように見えても、

実際の手取りは26%(年間約50万円)しか

増えていない。

受け取らなかった5年分の年金の元を取るには、

現在の平均余命を上回る91歳まで長生きしな

ければならない。


 取られるのは所得税・住民税だけではない。


 Aさん夫婦が子供に少しでも資産を残そうと

繰り下げ受給を選択し、年金からコツコツ貯金

をすれば、最後は相続税でごっそり持って行か

れる。

そのために政府は相続税法を改正(2015年施行)

し、課税の対象を大幅に広げて、“財産をたっぷり

残してください”と口を開けて待ち構えている。


【転載終了】

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 役人は、「年貢をいかに搾り取るか」と、

江戸時代から画策していることを基本に

考えた方がいいかも。


 国民は「公僕」という言葉は、死語に

なっていることを認識したほうがいい

ですね。


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