大阪万博協会こそ「身を切る改革」を・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■大阪万博協会こそ「身を切る改革」を・・・

 学徒動員は半年間タダ働きなのに、

 役員報酬は最高月額200万円!

 公開日:2023/09/01

日本国際博覧会協会」は都合よく学生

ボランティアを募っているのでは?

(同協会副会長の吉村洋文大阪府知事

と大阪・関西万博のマスコット

「ミャクミャク」)

/(C)共同通信社


 2025年の大阪・関西万博の運営主体

「日本国際博覧会協会」が、大阪府内の

40大学でつくる

「大学コンソーシアム大阪」と連携協定

を結んだ。

多くの学生に万博のボランティアへの

積極的な参加を呼び掛け、その活動を

学業の単位として認定することも検討。

大阪府以外の各地の大学とも同じ協定を

結ぶ方針だ。


 協定締結後の会見で、協会の石毛博行

事務総長は「(万博にめぐり合うのは)

めったにない貴重な機会。大学生ら若者

に主体的に参加してもらいたい」と期待

を寄せたが、虫がよすぎる。

ボランティアと言えば聞こえはいいが、

体のいいタダ働き。

2年前の東京五輪でも「一生に一度」の

誘い文句で8万人のボランティアを募り、

「やりがい搾取」と批判された。

それに懲りず、万博でも単位取得をチラ

つかせて再び“学徒動員”を図るとは、

ブラックな発想だ。


 東京五輪は酷暑の中だったとはいえ、

パラリンピックと合わせても開催期間は

約1カ月で済んだ。

しかし、大阪万博の開催期間は半年間も

ある。

いくら単位が取れても、ボランティア

活動が学生の本分である学業に影響を

及ぼすなら本末転倒だ。


 「当初比の1.5倍、約1850億円に膨ら

んだ万博会場の建設費は、さらなる上振

れが必至。協会側がタダ働きを強いるの

は、高まる経費と強まる批判を抑え込む

のに必死なのでしょう」

(関西在住のジャーナリスト)


 だったら、まず足元を見つめ直した方

がいい。

万博協会は会長の十倉雅和・経団連会長

以下、副会長には関経連の松本正義会長、

大阪府の吉村知事ら13人、理事に国文

学者のロバート・キャンベル氏ら13人の

名前が並び、役員が計34人も存在する。


■最高月額200万円


 万博協会のHPに公表されている役員

報酬の規程には、理事の報酬額表が示し

てあり、その額は月10万円から10万円

刻みで20段階。

最高で月200万円の高額報酬を手にする

ことができる。


 常勤の理事には夏季と冬季に年額報酬

を超えない範囲で「賞与」を支給。

万博協会の財務諸表によると、昨年度は

賞与引当金から約5300万円が使われた。

さらに常勤理事には退職慰労金も用意さ

れているのだ。


 吉村知事も役員に名を連ねる以上、

学徒動員の前に得意の「身を切る改革」

を万博協会に迫るべきだ。


【転載終了】

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 利権に関わる人間に禄なのはいない

ということですかね。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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