田崎史郎が時事通信から契約解除!

LITERA


【転載開始】


田崎史郎が時事通信から契約解除!

安倍首相とのパイプ役目的で特別ポストを

与えていたことが社内で問題に

※抜粋


 時事通信の労働組合のひとつである

「時事通信労働者委員会」が、HPで田崎

氏契約打ち切りの一部始終をレポートして

いる。

それによると、7月5日の団体交渉の場で、

会社側から田崎氏との契約を6月末で打ち

切ったことが明かされたという。


 もともと、田崎氏が時事通信社の

「特別解説委員」なるポストに収まり、テレビ

などのメディアに登場することについては、

時事通信社は多くの批判を内外から受け

取っていたらしい。

時事通信労働者委のレポートによれば、

〈田崎氏の言論活動については時事通信

に多くの苦情が寄せられ、編集局などでは

応じ切れないため、苦情処理窓口を社長室

に移したほどだ〉というのだ。


■自民党からカネ、田崎氏に時事通信が与えた

 「特別解説委員」のポスト


 それこそ「特別」扱いの匂いがプンプン

するが、そもそも、田崎氏が名乗っていた

「特別解説委員」なるポストは極めて謎に

包まれていた。


 事実、本サイトでは以前、田崎氏が自民党

からカネを受け取っていたことを報じたが、

その際、田崎氏の「特別解説委員」としての

資質や責任を時事通信社に質した際にも、

時事通信側は不可解な回答をしていた。


 念のため振り返っておくと、これは、自民党

本部の政党交付金使途報告書から、田崎氏

へのカネの流れが判明したというもの。

2013年分の同報告書によれば、この年、自民

党本部は4回にわけ、田崎氏に対して合計

26万360円を支出している。

いずれも名目は「組織活動費(遊説及旅費

交通費)」だが、政党交付金からの支出であり、

その原資は国民の血税だ。

2013年当時、田崎氏の肩書は「特別」のつか

ない「時事通信社解説委員」だった。


 なお、本サイトでは昨年12月にも、自民党

本部の2016年分政治資金収支報告書の記述

から、自民党が田崎氏に「遊説及び旅費交通

費」の名目で約7万円のカネを支払っていた

事実を報道している。

調べたところ、このカネが支払われた少し前に、

田崎氏は自民党鳥取県支部連合会の大会で

講演を行なっていた。


 これは、田崎氏個人の問題ではなく、時事

通信社という報道機関のスタンスに関わる

問題だ。

本サイトは2016年6月25日に、2013年の自民

党からの金銭授受について時事通信社へ

7項目にわたる質問状を送付したのだが、

返送されたファクスに書かれていたのは

〈田崎史郎氏は現在、弊社と雇用関係があり

ませんので、ご質問には回答しかねます〉のみ。

そこで当時、本サイトはもう一度時事通信社に

問い合わせ、「時事通信社特別解説委員」なる

ポストについて説明を求めたのだが、やはり

「雇用関係はない」との一点張りだった。


 その謎に包まれていた田崎氏のポストだが、

前述の時事通信労働者委がHPで明らかに

している。

労働者委側の質問に対して会社側担当者は、

〈「特別解説委員」は社の内規で定めており、

「会社が認めた者」に限り名乗ることを認める

もので、田崎氏が65歳を過ぎた約2年前から

設け、田崎氏は特別解説委員の「第1号」と

なっていると説明〉。

しかし、労働者委がその内規の開示を求めた

のに対し、社はこれを拒否したのだという。


■時事通信は安倍首相との“パイプ役”のために

 田崎氏にポストを用意した


 普通に考えれば、内規を示さずに「特別解説

委員」なる肩書を新設したということは、すな

わち、このポストは時事通信が田崎氏のため

にわざわざ用意したイスということなのだろう。


 しかも興味深いことに、会社側は説明のなかで

〈社は給与や報酬を支給しない一方で、国会記者

会館のスペース使用や記者証などの便宜供与を

行っていることを認めた。さらに、関連会社の

「内外情勢調査会」が開く講演会で首相が講演

する際に依頼する役割も担っていると語った〉という。

となると、田崎氏をこれほどまでに特別扱いをして

いたのは、時事通信社と安倍首相との“パイプ役”

であることに対する“ご褒美”だとしか思えないでは

ないか。


 これでは、時事通信社という報道機関自体が

安倍政権とベッタリであるとみられても仕方ない。

実際、時事通信労働者委は「時事通信の恥」と

強く批判し、「マスコミの役割は権力のチェックで

あり、政権にあまりにも近い会社だと言われる

ことは報道機関として致命的だ」という問題意識

から、昨年来から時事通信社に田崎氏との関係

を速やかに解消するよう要求してきたという。


 では、こうした田崎氏の“安倍官邸御用っぷり”

に対する一般市民からの苦情と、報道機関として

の健全化を求める社内からの批判を真摯に受け

止めた結果、時事通信社は田崎氏との契約を

解除するに至った、ということなのか。


 いや、どうもそうではないらしい。

時事通信労働者委によれば、今年7月の団交で、

大室真生社長は田崎氏との契約の打ち切り理由

について、「内規で定める満68歳に達したため」と

したという。

ようは「定年」という説明であり、各方面からの

批判を重く受け止めて契約解除ではないという

のだ。

しかも、労働者委側から田崎氏のテレビなどでの

言論についての考えを問われた大室社長は、

「私が見ている時は問題なかった」などと釈明まで

したらしい。


■田崎氏には常務以上、社長と同じ定年年齢が

 設定されていた


 あの露骨な安倍応援団に時事通信社長自ら

お墨付きを与えていたとは、呆れざるをえないが、

加えれば、内規による「特別解説委員」の上限

年齢は68歳で、これは社長の上限年齢と同じ

らしい。

労働者委側は〈これは常務や一般取締役の

上限年齢を上回っており、特別解説委員と

いうポストの重さを示唆するもので、こうした

ポストに中立・公正を疑われる人物を据えた

ことは、権力を監視すべき報道機関として

致命的な失策であり、取締役会の責任は

極めて重い〉と記しているが、まさにその通り

としか言いようがない。

労働者委が〈遅きに失した社の対応に強く

抗議した〉というのがせめてもの救いだろう。


 いずれにせよ、契約を打ち切ったとはいえ、

「特別解説委員」なる新設ポストを与え、

本サイトでも散々とりあげてきたように、

田崎氏がテレビなどでさんざん情報操作の

ような安倍官邸擁護を垂れ流すのを放置

してきた時事通信社の責任は重い。


 また、すでに「大手通信社の偉い人」的な

印象でお茶の間に浸透している田崎氏が、

今後も政治権力にベッタリの言論を展開

していくことは火を見るよりもあきらかだ。

いや、「時事通信」という看板を下ろした

ことにより、逆にタガが外れる可能性も

否めないだろう。


 実際、田崎氏は「時事通信社特別解説委員」

でなくなる直前の6月29日夜には、

赤坂のイタリア料理店で、またぞろNHKの

解説委員から名古屋放送局長になったばかり

の島田敏男とともに安倍首相と会食をしている。

少なくとも、冒頭で紹介した『モーニングショー』

を見る限り、田崎氏の安倍御用っぷりはいささ

かも減じていない。


 安倍首相だけでなく小泉進次郎郎議員にも

食い込もうと必死になっているともいわれる

田崎氏。

次なる権力者への“寄生”を狙い続けるその

貪欲さには空恐ろしささえ感じる。

今後もこの“御用政治ジャーナリスト”の動向を

注視していく必要がありそうだ。

(編集部)


【転載終了】

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 時事通信社も、産経新聞並みということ

でしょうかね。


 社内で批判が出ただけでも、産経よりはマシ、

ということでしょうかね。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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