東京五輪翼賛で醸成される“国家総動員体制”・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■大丈夫なのか 東京五輪翼賛で醸成される“国家総動員体制”
2018年8月24日
まるで戦時体制に向かっているようだ――。
東京五輪組織委員会や環境省、東京都などが
推進している「都市鉱山からつくる! みんな
のメダルプロジェクト」。
廃家電などを回収して集めた貴金属から
金銀銅メダル約5000個を作る計画なのだが、
現時点で銀だけが不足しているという。
そこで、政府が問題を打開するために協力
を呼びかけたのが、全国の小中学校だ。
「五輪選手団を迎える『ホストタウン』の自治体
(約230)を対象に、内閣官房から小中学校で
の回収ボックス設置の協力を呼びかけました。
ただ、回収増だけが目的ではなく、五輪機運を
醸成するためでもあります。メダルプロジェクト
を通じてリサイクル事業の大切さを知っていた
だけたらと思います」
(環境省リサイクル推進室)
金メダルは銀メダルの表面に金メッキを張って
作られるため、必然的に銀の必要量が多くなる
という。
それにしても政府がわざわざ号令をかける
なんて、平成の「金属類回収令」だ。
加えて、文科省とスポーツ庁は先月、大学生
のボランティア参加を促すために、全国の大学
に大会期間中の授業や試験を変更できる旨を
通知。
廃家電の「供出」呼びかけといい、過酷なタダ
働きをさせられる「ボランティア」の募集といい、
まるでスポーツの祭典を名目にした国家総動員
じゃないか。
スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏が
こう言う。
「大会組織委の森喜朗会長が東京五輪で
目指しているのは、オールジャパン体制ですし、
スポーツ精神を滅私奉公だと言ってはばかり
ません。こうした言動は、まさに国家総動員を
象徴していると思います。政府がこのような
精神に基づいて東京五輪の開催へと突き
進んでいるので、ますます国家主義的な体制
が強化されていくのではないでしょうか。放映
権料を払ったマスコミなどは、五輪翼賛報道へ
と突っ走っています。五輪に反対すると『非国民
だ!』と言われかねない風潮が醸成されている
と思います」
小池都知事も2016年の知事選前に五輪の
経費について、「個人の資産もご協力をお願い
するということを図っていきたい」などとトンデモ
発言をしていた。
一事が万事こんな調子だから、東京五輪を
巡って、これから政府が国民に何を言い始め
るか分かったもんじゃない。
【転載終了】
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石川の恥と言われ、選挙に落とされた
人間が、いまだに利権に関り続ける醜悪さ。
安倍政権になってから、スポーツ界の
不祥事が次々と発覚。
「アベゲート」が誘発しているようにも思え
るような日本の状況ですね。
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