安倍陣営の船出に漂ったお寒いムード・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■“血判状”強要が裏目…安倍陣営の船出に漂ったお寒いムード

 2018年9月4日


 総裁3選を狙う安倍首相の陣営が3日、

東京・千代田区のホテル「ニューオータニ」

で決起集会を開催。

合同選対本部の発足を発表した。

安倍首相は出席者346人を前に3選への

決意を語ったが、会場は寒~い雰囲気。

講演では5年8カ月の成果を振り返った

一方で“謝罪”とも取れる発言を連発して

いた。


 講演で安倍首相は申し訳なさそうに、

3回も「至らぬ私ではありますが」と繰り返し。

さらに、モリカケ問題を念頭に

「私の不徳の致すところからさまざまな批判

があり、それを(議員の)皆さんにかぶって

いただいた」と釈明した上で、

「大変だったと思う」とポツリ。

何を今さらだが、国会での居丈高な態度と

打って変わって、気持ち悪いくらいの低姿勢

に終始した。


 声には張りがなく、いかにも自信なさげ。

そんな空気を感じ取ってか、一部の聴衆は

冷ややか。

出席者の3分の1は議員の代理出席者

ばかりで、気乗りしないのか後方席に固まり

スマホをイジったり、コソッと電話したりと

「心ここにあらず」の状態。

最終盤の「ガンバロー!」コールでも、

恥ずかしそうに拳を上げる程度で、

タイミングは皆、バラバラだ。


 見かねた事務局次長の木原稔衆院議員が、

「告示日の9月7日の出陣式は、秘書の方で

なく必ずご本人に出席いただけますようお願い

いたします」とハッパをかける始末。

お寒い状況の原因はハッキリしている。

各派閥幹部が所属議員に安倍支持の意思を

署名させた“血判状”のせいだろう。


■「いかにも“上から”という雰囲気」


 安倍首相の出身派閥の細田派議員も〈必ず

(安倍首相を)支持することを誓約する〉などと

記された誓約書に一筆書かされ、

発足式での提出を求められていたのだ。


 発足式に出席した議員も「ここまで一丸となって

やってきたのに、なぜ今さら誓約書など書かせる

のか」「もっと謙虚であるべきなのに、いかにも

“上から”という雰囲気だ」といった反発の声を

日刊ゲンダイに打ち明けたほどだ。


 「“血判状”を迫るなど、ヤクザまがいの脅しで、

常識では考えられません。中には『ここまで信用

されていないのか』とショックを受けた議員もいる

でしょう。安倍支持の引き締めが狙いだったので

しょうが、出席者の3分の1が代理だったことを

見ても“血判状”強要は裏目に出ました。もともと

細田派内はバラバラだと聞いていますが、今回の

一件でさらに拍車がかかるでしょう」

(政治評論家・本澤二郎氏)


 毎日新聞の世論調査では次期自民党総裁と

してふさわしい候補として、安倍首相は32%。

対立候補の石破茂元幹事長に29%と僅差に

詰め寄られた。

いよいよ安倍首相も焦りの色が濃くなってきた。


【転載終了】

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 安倍氏が何とかリードできているのは、

薩長同盟が大きいかも。


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