居直り杉田水脈議員・・・人権侵犯認定を「言論弾圧」

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【転載開始】


■居直り杉田水脈議員・・・

 人権侵犯認定を「言論弾圧」

 「人権の定義に法的根拠ない」と逆ギレ

 公開日:2023/11/04 

反省ゼロ(杉田水脈議員)

/(C)日刊ゲンダイ


 まるで反省していない。

在日コリアンやアイヌ民族に対する

差別的言動をめぐり、札幌と大阪の法務局

から人権侵犯と認定された自民党の

杉田水脈衆院議員が驚きの持論を展開して

いる。


 杉田議員は1日、自身のX(旧ツイッター)

にショート動画を投稿し、保守系月刊誌

「正論」(12月号)に掲載された

〈法務省も答えられない「人権侵犯」とは〉

と題する記事を紹介。

それに乗っかって人権侵犯認定について、

「人権の定義に関する根拠法令がない」

「今回の措置は行政処分ではなく、強制力

のない任意の措置」

「行政処分ではない以上、人権侵犯を認定

された者は名誉回復の機会さえも奪われる」

などと主張した。


 人権侵犯を認定された言動は、2016年に

スイスで開かれた国連女性差別撤廃委員会

に関してブログなどに書き込んだもの。

「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプ

レおばさん」

「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪く

なる」

「日本国の恥さらし」など、ド直球の差別

表現の数々だった。


 報道各社の取材に、杉田議員は

「すでに過去に撤回して謝罪しているお話な

のでコメントすることは何もございません」

などとノーコメントだったが、「正論」の

編集長との対談動画(2日配信)では、

人権侵犯認定について

「こういう言論弾圧は許してはいけない」と

逆ギレ。

「被害者は私」と言わんばかりに、差別的

言動を正当化していた。


 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)が

こう言う。

「日本国憲法を読めば分かるように、人権の

考え方については例えば第13条に〈すべて

国民は、個人として尊重される。生命、自由

及び幸福追求に対する国民の権利については、

公共の福祉に反しない限り、立法その他の国

政の上で、最大の尊重を必要とする〉と明記

されている。杉田議員は、こうした根本規定

を理解しているのでしょうか。国会議員に課

せられている〈憲法尊重擁護の義務〉にも反

しており、いくら『自分は悪くない』と訴え

たところで何の説得力もありません」


 杉田議員は人権侵犯認定に

「名誉回復の機会がない」と強調し、他者の

名誉を傷つけた反省は感じられない。


 「杉田議員にとって『基本的人権』とは何

なのでしょうか。自身の言動が差別ではなく、

正当性があると言うのであれば、『基本的人

権』についてきちんと説明いただきたいもの

です」(金子勝氏)


 何があっても悪びれずに居直る──。

こんな人間が国会議員とは世も末だ。


【転載終了】

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 安倍晋三氏の負の遺産ともいえる人

なのでしょうね。


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