安倍首相が米国に差し出す農産物 受ける打撃は2兆円規模!?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■安倍首相が米国に差し出す農産物
受ける打撃は2兆円規模 投稿日:2018/09/27
1日延期された茂木敏充経済再生
担当相とライトハイザー米通商 代表部
(USTR)代表による日米 貿易協議が、
米ニューヨークで 日本時間25日夜に
開かれたが、茂木大臣は「大きな方向に
ついては 一致した」と曖昧な発言しか
せず、詳細は同27日未明の日米首脳
会談後に公表するとした。
トップ交渉で安倍首相はトランプ 大統領に
何を差し出すのか――。
■自動車を守って農業を犠牲に
日米貿易協議について安倍政権 はこれ
まで、「農業分野ではこれ以上妥協できない」
「自動車の追加関税は適用除外を求める」
「2国間FTAではなく、米国のTPP復帰
を促す」と主張してきた。
しかし、中間選挙を前にして、対日貿易赤字
削減で目に見える成果が 欲しいトランプは
強硬だ。
「トランプ大統領はツイッターで『米国 は
日本を助けるために多くのことをして いるの
だから、もっと互恵的な関係を 築きたい』と
つぶやいた。
意味するところ は、『北朝鮮の拉致問題で
金正恩委員長 に伝言したりするなど散々、
協力して やったのだから、今度は安倍首相
が私 (トランプ)に協力する番だ』という
こと。 米国は、対中貿易戦争の結果、中国に
買ってもらえなくなる大豆などの穀物類を
日本が肩代わりするよう要求してきて います」
(自民党関係者)
23日の日米首脳の夕食会は急遽、トランプ
の自宅に変更され、通訳だけ を交えた30分
の会談も行われた。 安倍首相は既にトランプに
口約束させ られてしまったのではなかろうか。
というのも、米国が日本に対し、 TPPで約束
させた以上の要求をのま せるのは“既定路線”だ
からだ。
「USTR代表は就任の際、『日本には TPP
以上のことをやらせる』と議会で宣誓 した。
これが代表承認の条件になっている のですから、
米国は必ず実現させようとし てきます。
では、日本側は何を譲歩するの かというと、
農業でしょう。
安倍政権は “経産省政権”ですから自分たちが所管
する自動車の追加関税は絶対に阻止した い。
代わりに農業が犠牲になるのです」
(東大大学院教授・鈴木宣弘氏=農政)
米国はあらゆる農産物に牙を向けている。
中でもコメ、乳製品、牛肉、豚肉は彼らに
とっての目玉だ。
中国が輸入制限する大豆やトウモロコシも 日本
が買わされる。 牛肉と豚肉の関税引き下げの
ため、 日米2国間FTAも締結させられること
になる という。
「食の安全基準も緩和させられることになる
でしょう。既に米国からは緩和を求め るリスト
が出されています。まずは、現在 生後30カ月
超となっている牛のBSE検査 が撤廃され、
ポストハーベスト農薬(防カビ 剤)の食品添加
物としての表記が撤廃され る。日米の協議に
おいて日本に残された 唯一の戦略は『どれから
差し出すか』と いう順番だけなのです」
(鈴木宣弘氏)
こうした形で日本が米国に農作物を献上 する
ことによる打撃はTPP時以上。
その金額は、鈴木教授の試算では米国を 含む
TPP時で1兆6000億円だったから、
これに「プラスアルファ」が乗せられ、
2兆円近い額になる恐れがあるという。
すべてはトランプとの蜜月関係と
「外交の安倍」をフェイクにしないため。
安倍首相はどこまで売国奴なのか。
【転載終了】
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自動車は、日本にとって守るべき 聖域
なのでしょう。
益々、農業後継者が減っていきそう
ですね。
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