立憲民主の「修正案」を自公、国民が葬り去る

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【転載開始】


■ふざけるな!国会議員もボーナス18万7600円増

 立憲民主の「修正案」を自公、国民が葬り去る

 公開日:2023/11/15

岸田首相や閣僚(上)だけではない、

国民困窮そっちのけで全国会議員の

ボーナスも大幅アップ(C)日刊ゲンダイ


 国会議員だけウハウハとは、また国民の怒り

の炎に油を注ぐことになるのではないか──。


 あれほど批判されたのに、総理大臣の報酬を

年46万円もアップさせる「特別職の職員の給与

に関する法律」は、14日衆院本会議で可決され

た。

法案は今後、参院に送られ、可決・成立すれば

大臣の報酬も年32万円増えることになる。

岸田首相は「増額分は国庫に返納する」と釈明

し、批判をかわそうと必死だ。


 閣僚が増額分を国庫に返納するのは当然の

こと。

見逃せないのは、なぜだか大新聞テレビは問題

にしないが、この法律が成立すると、国会議員

のボーナスまで自動的に増額されることだ。


 岸田内閣が提出した法案には、国会議員の

ボーナスについては一行も記述がないが、

「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法

律」に従って、特別職の給与が改定されると、

国会議員のボーナスも自動的に改定される仕組

みになっているのだ。


 衆議院議員課の担当者がこう言う。

「法案が成立すると、特別職の給与が増額

されるので、連動して国会議員のボーナスも

増額されることになります」


 これまで国会議員のボーナスは、月額歳費に

1.65をかけて算出されていた。

しかし、法案が成立すると、1.75をかけること

になる。

その結果、ボーナスは年間18万7630円も増え

るという。

12月8日に支給される予定だ。

閣僚と違って、国会議員は国庫に返納できない

ので、全額、国会議員の懐に入ることになる。


 しかし、「特別職」の給与がアップされると、

国会議員のボーナスまで増えるなど、ほとんど

の国民は知らないのではないか。


■国民の実質賃金は18カ月連続のマイナス

「特別職給与法」について、立憲民主党が提出

した「修正案」(下)を自民、公明、国民民主

が潰した(上左から=岸田首相、山口代表、

玉木代表)/(C)日刊ゲンダイ


 許しがたいのは、せっかく立憲民主党が、

閣僚の報酬アップはもちろん、国会議員の

ボーナスアップも「凍結」する修正案を提出

したのに、自民、公明、国民民主の国会議員

たちが、増額したボーナス欲しさに否決して

しまったことだ。


 国民が物価高に苦しんでいるのに、

自分たちだけボーナスを増やそうとは、

どういうつもりなのか。

身を切るどころか、国民の税金で懐を肥や

そうとしているのだから、ふざけるにも程

がある。

国民の減税はたった4万円だ。


 立憲民主党の長妻昭政調会長がこう言う。

「物価高によって、国民の実質賃金は18カ月

連続のマイナスです。なのに、国会議員のボ

ーナスを増額するのはおかしいでしょう。岸

田首相は、来年4月には国民の給与は上がる

と主張しています。だったら、国会議員のボ

ーナスアップは、国民の賃金が増えた後でい

いのではないか。なぜ、国会議員が先取りす

るのか。しかも、岸田内閣が提出した法案に

は、大阪万博の事務方トップの報酬を増額す

る一文も入っている。この法案は、なんとし

ても参院で廃案にすべきです」


 国会議員は報酬を国庫に返せないため、

立憲民主党は、法律が成立した場合、すべて

の議員から増額された金額を党に集め、

しかるべき所に全額寄付するという。


 自民、公明、国民民主の議員たちは、この

まま増額ボーナスを全額、懐に入れるつもり

なのか。


【転載終了】

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 国民民主の議員たちは、旧民主党時代

から野党内与党のような人達でしたね。


 一時は、自民党のスパイとも言われて

いましたから。

公党の議員としてはどうなのかという

気もしますが。


 でも、このようなあやふやな党を支持

する有権者もいるのは確かですね。


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