「ジェニン大隊」司令官殺害 武装勢力に綻び
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■【パレスチナ発】
「ジェニン大隊」司令官殺害
武装勢力に綻び
2023年11月18日
住民はバハ・ラハルー司令官の遺体に
口づけし別れを惜しんだ。
=17日、ジェニン 撮影:田中龍作=
17日未明、イスラエル軍がジェニン難民
キャンプに空と陸から攻撃をかけ武装勢力
の幹部を殺害したと聞き、田中は現場に
駆け付けた。
殺されたのは「ジェニン大隊(イスラム
聖戦)」のバハ・ラハルー司令官と戦闘員
2人(イスラム聖戦とハマス)だ。
ウエストバンク最北端のジェニンは中心
都市ラマッラから車で2時間半を要する。
田中が着いた時、モスクでは3人の葬儀
が営まれていた。
地元住民によると、バハ司令官は空爆で
はなく陸上部隊から射殺された。
なるほど綺麗な遺体であった。
空爆であっても対人用の精密誘導ミサイル
であれば五体満足とはいかない。
9月には礼拝所に精密誘導ミサイルが投下
され地下にいた戦闘員2人が死亡している。
内通情報あってのことだろうが、
イスラエル軍にしてみれば「空からでも陸
からでも狙って殺せるんだよ」ということ
だ。
イスラエル軍の空爆で破壊された道路。
=17日、ジェニン 撮影:田中龍作=
田中は前々日にもジェニン難民キャンプ
を訪れているのだが、道路の変わり果てた
姿に愕然とした。
道という道は空爆でズタズタにされている
のだ。
一方で陸上部隊はキャンプ内に侵攻し、
武装勢力と銃撃戦を展開した。
路上に散乱した薬莢とあちこちの家屋の壁
に空いた弾痕が銃撃戦の激しさを物語る。
開戦前は難民キャンプ内で写真を撮る
こともご法度だった。
住民は警戒し口もきいてくれなかった。
武装勢力の縛りが利いていたのだ。
開戦後、戦闘員どころか幹部まで殺害さ
れ、住民は重い口を開くようになった。
ガザと同じように武装勢力に綻びが生じ
始めているのだろうか。
ハマス戦闘員の柩は住民に担がれ埋葬地
に向かう。
=17日、ジェニン 撮影:田中龍作=
【転載終了】
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難民キャンプにイスラム聖戦の大隊長
と戦闘員がいたという事は、ハマスが
パレスチナ人を盾にしているという事は
事実なのか?
シファ病院の武器発見はイスラエルの
自作自演のようですが、地下トンネルの
入り口があったのは事実のようですね?
なんか、どっちもどっちという感じで
すよね。
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