吉村府知事の威勢どこへ?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■吉村府知事の威勢どこへ?
大阪万博宣伝「チャンス」連発から一転、
“ダンマリ”にしれっと変節
公開日:2023/12/08
威勢の良さはどこへやら・・・
(大阪の吉村洋文府知事)
/(C)日刊ゲンダイ
「(万博は)日本こそ最大のチャンス」
「経済効果についても積極的に発信していき
たい」──。
2025年大阪・関西万博について、
先月20日の会見で意気込みを語っていた
大阪府の吉村知事。
チャンス連呼の威勢の良さはどこへやら。
増え続ける費用など問題続出で万博への
風当たりが強まる中、最近はすっかり
トーンダウンだ。
吉村知事は自身のX(旧ツイッター)や
会見で「万博はチャンス」
「経済効果は2.4兆円」と繰り返してきた。
ところが、先月18日に
〈世界160ヶ国が結集する日本こそが最大の
チャンス〉と自身のXに投稿して以来、
現在まで日本のチャンスに触れたのは一度き
り。
〈万博開催・・・18歳の7割が賛成「経済効果」
「文化発信の好機」〉(同21日)との投稿を
最後に、万博の経済効果に関する発信もパタリ
とやんだ。
「積極的に発信していきたい」と表明して
から、わずか2週間で“ダンマリ”。
5日の会見は今までと明らかに様子が違って
いた。
万博の費用や会場建設の遅れなどの課題に
自ら触れ、「そういった報道がほとんどです
から、どんだけ機運醸成しても一気にかき消
されますんで」とマスコミへの嫌みを込めて
指摘。
「課題をひとつひとつ乗り越えることが機運
醸成につながると思っています」と珍しく
まっとうな意見を述べたのだ。
課題山積の中で機運醸成は難しいと諦めた
のか、行き過ぎた宣伝への反省なのか。
「チャンス吉村」から一転、万博アピールに
必死な姿勢は鳴りを潜めている。
■今度は「学費無償化」をアピール
大屋根(リング)は「貫工法」ではなく、
実はボルトや金属プレートを使った
“伝統工法もどき”(C)共同通信社
ジャーナリストの横田一氏がこう言う。
「大屋根(リング)の巨額費用などを巡る
批判が相次ぐ一方、吉村さんは万博協会副会
長でありながら『身を切る改革』に後ろ向き。
政治決断ができる立場なのに、コスト削減に
向けた具体策すら出せていません。リングに
はクギを使わない『貫工法』を使っていると
喧伝していますが、実際はボルトや金属プレ
ートを使った『伝統工法もどき』です。万博
について口を開けば批判されるからか、最近
の吉村さんは、東京都が高校授業料の実質無
償化を打ち出したニュースに便乗。大阪の取
り組みを引き合いに『高校授業料の無償化を
全国でやるべきだ』と気炎を上げています」
7日発売の週刊文春には、吉村知事の
“親密企業”が万博関連事業を次々に受注して
いると報じられている。
もはや2025年大阪・関西万博の機運醸成は
雲散霧消。
吉村知事の変わり身は、「ノーチャンス」を
認めたに等しい。
【転載終了】
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コンパクトがいまや世界標準なのに、
日本だけが逆行していますね。
「日本の常識は世界の非常識」を地
でいってますね。
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