ドケチ安倍政権 高額薬“保険外し”でオプジーボの普及妨害。
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■ドケチ安倍政権 高額薬“保険外し”で
オプジーボの普及妨害
公開日:2018/10/12
安倍政権が“夢の新薬”の普及に冷や水だ。
財務省は9日、「財政制度等審議会」
(財務相の諮問機関)の分科会を開き、
社会保障費の抑制案を提示。
がん治療薬「オプジーボ」など高額 薬品を
公的保険の対象から外すことを検討するよう
提案したのだ。
折しもオプジーボの開発に貢献した本庶佑京大
特別教授が、ノーベル医学生理学賞を受賞した
ばかり。
その余韻が冷めやらぬ中、夢の新薬の普及を
妨害しようとしているのだ。
確かに新薬は高い。
オプジーボも当初、患者1人あたり 年間
3500万円もかかった。
厚労省が承認する新薬は現在、ほぼ自動的に
保険適用されるが、オプジーボのように当初
は価格が高額 になるケースが多い。
そのため、国の医療財政負担はバカになら
ない。
オプジーボの薬価は現在、
1瓶(100ミリグラム)あたり27万円。
来月には17万円まで下がることが 決定済み。
安くなった分、
「保険適用外のがんにも使いたい」という患者
は増えていると聞くし、 保険適用のがんなら
「高額療養費制度」 を使えば、カ月8万円ほど
で収まる。
ただ、自己負担の上限を超えた分は 国の
負担だ。
それが財務省の目に留まり、
「さあ、これから普及拡大」というタイミング で
「保険外し」のメスを入れ、安倍政権は「待った」
をかけようというのだ。
■開発意欲にもブレーキ
日本で新薬が高額なのは事情がある。
経済ジャーナリストの井上学氏が言う。
「新薬が高くなるのは、仕方ありません。
発売に至るまでに巨額の研究開発費がかかる上、
まだ少量生産の段階なので、 製造コストもベラ
ボーに高くつく。製薬会社 の大きな営業利益が
たびたび批判されます が、将来の研究開発の
原資を確保する必要もあるのです。世に出た
新薬の価格に営業 利益という名目で、どうして
も、もろもろが 乗っかってしまう。日本は研究
開発貧国。 製薬会社が将来に備えたいと考える
のも 一理あるのです」
日本の研究開発費の政府負担割合は、 たった
の15.41%。
OECD主要9カ国でも断然の最下位だ。
それでも、安倍政権の発足前は16%を 超えて
いたのに、発足後の2013年から 右肩下がり。
今でもドケチな政権のクセに、“夢の新薬” を保険
から外せば、普及が遅れて、さらなる新薬の研究
開発にも急ブレーキが かかってしまう。
踏んだり蹴ったりだ。
しかも、この政策は国の財政にも逆効果だ。
当面の出費抑制はかえって薬価の高止まりを招く。
むしろ、製薬会社が承認を得た直後の
“新薬ホヤホヤ”の段階こそが、国の出番なのである。
「まず高額な新薬の価格を下げるには、たく
さん作って、たくさん売るしかない。そのため
には国が新薬の保険適用を充実させ、安価で利用
できる環境を整えるべきです。保険 適用のおかげ
で利用者が増え、新薬の数量 が伸びてから、きっ
ちり薬価を抑えるよう製薬会社を指導すればいい。
国民の健康に資する 上、需要が増えれば大量生産
で薬価も劇的 に下がり、結局は国の負担も減ること
になる。 もし、新薬が保険適用外になり、販売が
低迷 する事態が起これば、『先端医薬品の開発は
割に合わない』という風潮が製薬会社の間で蔓延
しかねません」
オプジーボなどの新薬を保険対象から外す
くらいなら、安倍首相や麻生財務相こそ政権
から外れて欲しい。
【転載終了】 **********************
>オプジーボなどの新薬を保険対象から
外すくらいなら、安倍首相や麻生財務相
こそ政権から外れて欲しい。
うまいこと言いますね。
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