安倍首相は米中で信頼失う!?

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】 


 ■日中首脳会談「3原則」の大ウソ 

  安倍首相は米中で信頼失う 

 公開日:2018/10/29 

 「これからの日中関係の道しるべと 

なる3つの原則を確認した」――。 

安倍首相が日中首脳会談の“成果”を 

こう強調していることに対し、 

外務省が火消しに躍起になっている。 

安倍首相は習近平国家主席や李克強首相

との会談で、今後の日中関係について

「競争から協調」 「互いに脅威とならない」 

「自由で公正な貿易体制の発展」の3原則

を確認したといい、首相官邸フェイスブック

で発信したり、フジテレビのインタビュー

でもアピール したりしていた。 


 ところが、外務省は先週26日、 

〈一連の会談で『3原則』との言葉でこれら

諸点に言及したことはない〉と 否定する文書

を発表。 

翌27日にもわざわざ記者に「『3原則』 

とは言っていない」と念押ししたほどだ。  


 「首脳会談で決まった内容は条約に匹敵する

ほど重い。外務省が否定しているということは、

日中間で合意には 至っていないということ。

恐らく功を焦った安倍首相がつい口を滑らした 

のでしょう。仮に中国側が『そんな原則は決め

ていない』と発表したら、大変な問題になりますよ」

 (元外交官の天木直人氏)  


 日中関係の改善は結構だが、そもそも対中関係

を悪化させてきた張本人は安倍首相自身だ。 

2012年末に政権に返り咲いて以降、

「中国脅威論」をタテに防衛費を拡大させ、

尖閣上陸を念頭に自衛隊内に離島奪還専門部隊の

「水陸機動団」を発足させた。 

中国包囲網を築くため、中国を取り囲む ように

モンゴルや中央アジアなどにカネをバラまき、

中国主導の現代版シルク ロード構想「一帯一路」

を牽制してき のだ。 

今まで敵意ムキ出しだった男が突然、「3原則」

を言っても中国側が信用するはずがない。  


 外務省が「3原則発言」に神経をとがらせて

いるワケは他にもある。 

米国との関係だ。 

中国と激しい貿易戦争を繰り広げているトランプ

大統領が、習近平国家主席と笑顔で握手しながら 

「やっぱり保護貿易はダメだ」なんて笑っている

安倍首相の姿を見たらどう動くか。 

トランプ大統領は早速、日本が市場を開放しない

場合、日本車に20%の関税 をかけると警告して

いるが、年明けに始まる日米貿易交渉でも影響が

出るだ ろう。 


 〈トランプ氏の盟友、日本の首相が中国首脳に

すり寄ろうとしている〉。

 米ワシントン・ポスト紙は日中首脳会談の様子を

こう報じていたが、米国が強ければ対米従属し、 

中国の力が強くなれば中国にも尻尾を振る。 

日本としての確固たる信念も何もない。 

米中のどちらにもいい顔をした結果、 日本だけが

ババを引くことになりかねないだろう。 

一体、どこが「外交のアベ」なのか。 


 【転載終了】 

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  元々は、米国が利用するために、二度目の総理に

したのですから、 米国の意に沿わないことならば、 

叱責されるでしょうね。  


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