「本人が言うのだから真実」というファンの安易な信用の危険性

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■松本人志が抱える大きな矛盾と

 「本人が言うのだから真実」というファン

 の安易な信用の危険性

 公開日:2024/01/14

松本人志(C)日刊ゲンダイ


 裁判になった時、松本のSNS投稿も大きな

ポイントになりそうだ。

昨年12月27日発売の「週刊文春」で、

ダウンタウンの松本人志(60)から性的な

被害を受けたという女性の証言が掲載された。

同日、吉本興業は「当該事実は一切ない」

などの声明を発表。

その後、松本もX(旧ツイッター)で

《事実無根なので闘いまーす。》と主張した。


 「双方の言い分が真っ向から食い違ってお

り、司法で決着をつけるのでしょう。裁判で

は、当事者の証言が信用に足るかどうかとい

う点もポイントになります。松本さんのX

(旧ツイッター)への投稿は判断材料の1つ

になるはず。矛盾が見られる点は気になりま

す」(ベテラン芸能記者。以下同)


■1つ目の勇み足は《とうとう出たね。。。》


 現時点までの松本の投稿を振り返ろう。

松本と女性との会合をセッティングしたと

「週刊文春」に報じられた

スピードワゴン・小沢一敬(50)のLINEが

1月5日配信の「週刊女性PRIME」に載った。

それによれば、女性は小沢に

《小沢さん、今日は幻みたいに稀少な会を

ありがとうございました。会えて嬉しかった

です》などとお礼していた。


 同日、松本はこのLINE画像を貼り付け、

《とうとう出たね。。。》とXに投稿した。


 「性加害の有無は別として、飲み会の存在

は暗に認めたと受け止められますよね。この

時点で、吉本の『当該事実は一切ない』と

完全に矛盾しています。味方同士で食い違っ

てしまった。1つ目の勇み足です」


■公共の電波で「事実無根」を主張しようと

 したが未遂に


 松本は8日、

《事実無根なので闘いまーす。それも含め

ワイドナショー出まーす。》と投稿したが、

公共の電波を使っての一方的な主張は放送法

4条に反するとの指摘が相次いだ。

すると翌日、

《ワイドナショー出演は休業前のファンの皆

さん(いないかもしれんが)へのご挨拶のた

め。顔見せ程度ですよ。》とポストした。


 「8日の《それ》は直前の文章を指している

と読み取れ、ワイドナショーで自分の主張を

述べると言っていると判断できます。しかし、

批判が相次いだからなのか、次の日には《顔

見せ程度ですよ》と書いた。これはどうして

も言い訳に聞こえてしまいますよね。当初の

判断が間違ったと思ったら、素直に謝れば良

かったのでは。これが2つ目の勇み足です」


 投稿を遡れば、12月28日の騒動後には

《いつ辞めても良いと思ってたんやけど・・・

やる気が出てきたなぁ~。》

と芸能活動への意欲を見せていた。

しかし、9日に吉本興業は

「このまま芸能活動を継続することで、多く

の関係者や共演者にご迷惑やご負担をお掛け

することになる一方、裁判との同時並行では、

これまでのようにお笑いに全力を傾けること

ができなくなってしまう」として、活動休止

を発表した。


 「結果的にその投稿も勇み足になってしま

った。松本さんの出演番組のCMの取り止めが

相次いでいるため、休止せざるを得ない状況

になったと考えるのが妥当でしょう。しかし、

本人はそのことについてはXで特に触れてい

ない。それは別にいいと思います。ただ、

今回浮かび上がったのは『自分に都合の良い

ことは投稿するが、都合の悪いことには触れ

ない』という姿勢です」


■矛盾があっても深く考えず「一方的な主張」

 を鵜呑みにする松本ファン


 投稿には多くのリプライが寄せられ、

松本を信じる姿勢を見せるファンも数えきれ

ないほどいる。

松本人志がお笑い界に残してきた功績は偉大

である。

だからといって、彼の発言を全て鵜呑みにす

るのは早計だ。

一歩引いて、客観的に考える必要があるだろ

う。


 「SNSができてから、世間には『本人が言

うのだから真実だ』と何も考えずに、芸能人

の言い分を素直に"真実"と受け止める風潮が

あります。中には、その心理を利用して自分

に都合のいい主張をするタレントも過去には

いた。今回の騒動を振り返れば、松本さんが

Xに投稿するたびに矛盾点が露わになってい

る。好きな人の言うことを信じたいファンの

気持ちはわかりますが、その食い違いを受け

止める冷静さも必要でしょう。そして、これ

らの矛盾は裁判官も気にすると思いますよ」


 人が絡み合えば、双方の言い分がある。

それを「本人が言うのだから真実だ」と一方

の主張だけを安易に信用するのは危険である。


【転載終了】

************************


 ジャニーズ、宝塚、羽生弓弦氏、吉本と

ファン心理は共通するところがありますが、

一部のファンが暴走してしまうところも

共通していますね。


 ただ、裁判までして反論するなら、何故

活動休止するのでしょうか?

ここにきて、コメントを控えるとしていた

小沢一敬氏も活動を休止することを発表し

ていますが、何故なのでしょう?

一部では「損害賠償を吊り上げる気か?」

と疑念の声も。

活動をしていても裁判は戦えますからね。


0コメント

  • 1000 / 1000