小出裕章氏「志賀原発が稼働中だったら福島原発と同じだったかもしれない」

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【転載開始】


■小出裕章氏「志賀原発が稼働中だったら

 福島原発と同じだったかもしれない」

 原発付近の集落も地震で道路寸断、

 避難計画が破綻状態に!

 2024年2月4日

*志賀原発wiki


 能登半島地震で甚大な被害を受けた

志賀原子力発電所ですが、その周辺の

集落や市町村で予定されていた避難計画

が地震の影響で破綻状態になっている

ことが分かりました。


 時事通信社の記事によると、重大事故時

の避難ルートとなっている周辺道路の多く

が能登半島地震で被害を受け、原発稼働中

ならば避難対象となっていた地区でも

1週間以上孤立したとのことです。

原発の重大事故時には規制委の原子力災害

対策指針(防災指針)に従って原発から

5キロ圏内の住民を優先的に避難させる

ことが定められ、原発から5~30キロ圏内

の住民に対しては自宅や避難所への屋内

退避を指示。


 しかしながら、志賀原発事故時に

屋内退避指示となる穴水町と輪島市では、

地震の1週間後でも8地区が孤立状態の

ままで、緊急避難用のルートもほぼ道路

が崩壊状態となり、発生から1ヶ月が経過

しても通行止めになっているほどです。

このような報告を受けて原子力規制委員会

は避難の在り方を一部見直す方針を決める

も、

専門家からは「稼働中なら福島第一原発と

同じような状況になっていた」と懸念する

声が相次いでいます。


 原子力安全が専門の元京大原子炉実験所

助教・小出裕章氏は中日新聞の取材に対し

て、「志賀原発が10年にもわたり停止して

いたことが何より幸いだった。原発の使用

済み燃料は発熱しているが、10年たつと

発熱量は運転停止直後に比べ、千分の1以下

に低下する。今回の地震で志賀原発は外部

電源の一部系統が使えなくなり、非常用発

電機も一部停止した。稼働していたら、

福島第1原発と同様の経過をたどったかもし

れない」とコメントし、志賀原発が稼働し

ていた場合は福島第一原発と同じような

原発事故が発生していたとしても不思議

ではないと強調していました。


 北陸電力の耐震設計が非常に甘かったと

して、日本の原子力発電所は東日本大震災

を経験した後も脆弱な状態が残っていると

しています。


★もし志賀原発が稼働中だったら・・・

元京都大助教・小出裕章さんの警告

https://www.chunichi.co.jp/article/84

5486

-能登半島地震の発生時、志賀原発が稼働

中だったら、どんな被害が出た可能性があ

るか。

志賀原発が10年にもわたり停止していたこ

とが何より幸いだった。原発の使用済み

燃料は発熱しているが、10年たつと発熱量

は運転停止直後に比べ、千分の1以下に低下

する。今回の地震で志賀原発は外部電源の

一部系統が使えなくなり、非常用発電機も

一部停止した。稼働していたら、福島第1

原発と同様の経過をたどったかもしれない。

-具体的にどのようなプロセスでそうなる

のか。

出力100万キロワットの原発の場合、原子

炉の中では、ウランが核分裂して3倍の

300万キロワット分の発熱をしている。

大地震の際は制御棒を入れて核分裂反応を

止めるが、実は300万キロワットのうちの

21万キロワット分の発熱は、ウランの核

分裂で出ているわけではない。それまでに

生成された「核分裂生成物」が原子炉の中

に膨大にたまっており、「崩壊熱」を出し

ている。


★志賀原発、避難に課題 地震で道路寸断、

家屋倒壊―規制委、見直し議論へ

https://www.jiji.com/jc/article?k=202

4020100971&g=soc

最大震度7を観測した能登半島地震では多

くの家屋が倒壊し、各地で道路が寸断され

た。同半島西岸に位置する北陸電力志賀

原発(石川県志賀町)は運転停止中だった

が、重大事故時の避難ルートとなっている

周辺道路の多くが被害を受け、1週間以上

孤立した地区もあった。こうした状況を踏

まえ、原子力規制委員会は避難の在り方を

一部見直す方針を決めた。


【転載終了】

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 日本中でその危険性があるという

事ですよね。


 考えたら、恐ろしい国ですね。


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