NATO軍とロシア軍がウクライナで直接衝突する可能性が・・・?
NEWS WEEK
【転載開始】
■NATO軍とロシア軍がウクライナで直接衝突
する可能性が初めて言及される
Russia Warns NATO It's Approaching
a Red Line
2024年2月28日
NATOに加盟したばかりのスウェーデンの
陸軍部隊(ストックホルム近郊の軍事施設、
2月27日) REUTERS/ Tom Little
<NATO軍部隊のウクライナ派兵の可能性を
示したフランスのマクロン大統領の発言に対し、
ロシアは激しく反発。その場合は直接対決にな
ると警告した>
ロシア政府は2月27日、NATOがウクライナ
に地上部隊を派遣するならば、NATOとロシア
の直接衝突が避けられなくなると警告した。
ロシア側が警告を発するきっかけとなったの
は、エマニュエル・マクロン仏大統領の発言で、
西側の地上部隊をウクライナに派遣して防衛を
強化する可能性を示唆するものだった
マクロンは26日、パリで、欧州諸国が
ウクライナに直接派兵する可能性について、
「いかなることも排除されるべきではない」と
語った。
「ロシアがこの戦争に勝利しないように、われ
われはできることはすべて行う」。
ウクライナを支援する西側諸国は、この戦争
に自国の軍隊を投入していない。
それは、紛争をエスカレートさせる挑発行為で
あり、ロシア側が明確に表明している
「レッドライン(一線)を越える」行為を意味
するからだ。
ロシアのドミトリー・ペスコフ報道官は記者
会見で、西側の軍隊が戦争に参加するとなれば、
直接対決は「避けられない」と述べた。
ロシアの国営タス通信によれば、西側諸国が
ウクライナに軍隊を派遣してNATOとロシアが
直接衝突する可能性について質問された
ペスコフは「その場合、衝突は可能性ではなく、
必然となるだろう。われわれはそう評価する」
と答えた。
ペスコフは、NATO諸国もそのような行動の
結果を「評価すべきだ」と付け加えた。
ウクライナを支援する西側諸国は、
「これが自国の利益、そして最も重要なことだ
が、自国民の利益に合致するかどうかを自問す
べきだ」
■NATOトップも派兵を否定
マクロンの「やる気」にもかかわらず、
イギリス、ドイツ、イタリア、ポーランド、
スペイン、ハンガリーなど、NATO諸国の首脳
はこぞって、自国軍のウクライナ派兵を否定し
た。
NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務
総長も、NATO軍のウクライナ派兵の可能性を
否定した。
「NATOの同盟国はウクライナに前例のない
支援を提供している。それは(クリミア併合の)
2014年以来のことで、2年前の本格侵攻の後は
さらに強化した。だが、ウクライナにNATO軍
部隊を駐留させる計画はない」とストルテンベ
ルグはAP通信に語った。
パリでは26日に、ウクライナ支援のための
国際会合が開かれ、欧米約30カ国の首脳や代表
が参加した。
フランス政府は会合後の公式声明で、
ウクライナを支援する国々が、サイバー防衛、
ウクライナでの兵器生産の増強、
「ウクライナでのロシアの攻勢によって脅かさ
れている」モルドバなどの周辺諸国の防衛、
ロシアと同盟関係にあるベラルーシとの国境
地帯の安全保障の支援、地雷の除去に重点を
置くことで合意したと述べた。
ウクライナは外国軍の派兵を歓迎すると見ら
れている。ウクライナ軍よりはるかに大きい
ロシア軍と戦うための新兵がなかなか集まらず
に苦労しているからだ。
戦争が3年目に突入するなか、武器や資金面で
最大の支援国であるアメリカからの援助が
議会の承認が得られずに行き詰っていることに
も、危機感を抱いている。
「ロシアを勝たせないためには」派兵も辞さな
いと言ったマクロンに、ヨーロッパが反対でき
なくなる日も遠くないかもしれない。
【転載終了】
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ウクライナ戦争の長期化は、アメリカ
の戦略ミスかも?
西側供与した武器でのロシア国内攻撃
を禁止したことと、長距離攻撃装備の
供与を躊躇したことが長期化に繋がった
ような気がします。
アメリカが核の脅迫にビビったことが
原因であり、ロシア国民に戦争の脅威が
実感できないのがありますね。
もしトラ(共和党)が現実化したら、
ウクライナの敗戦は確実でしょう。
アメリカの信用は失墜しますね。
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