「二刀流」を失ったエンゼルスの惨状・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■「二刀流」を失ったエンゼルスの惨状・・・

 資産価値の暴落でオーナー球団売却に現実味

 公開日:2024/03/06

エンゼルスには“大谷ロス”は酷く手痛い・・・

(ファンのサインの求めに応じる大谷)

/(C)共同通信社


 ドジャース大谷翔平(29)の古巣である

エンゼルスはGMの迷走が続いて課題だった

投手陣の整備は進まず、主力野手もオープン戦

で絶不調など散々な状況。

ファンからはオーナーを批判する声や球団の

身売りを願う声があふれている。


  ◇  ◇  ◇


 2月に地元紙

「オレンジ・カウンティー・レジスター」の

インタビューに応じたモレノ・オーナーは

昨年1月に一度は撤回した球団の身売りについて

「チームの売却を再検討する予定はまったくな

い」と否定しながらも、

「ビジネスを最優先に考えているだけに、決断

しなければならないだろう」と含みを持たせた。


 要するに大谷流出で資産価値が暴落した球団

を、破格値で買うオファーがあれば、身売りも

辞さないということだ。


 野球文化学会会長で名城大准教授の

鈴村裕輔氏がこう言う。

「“大谷ロス”はエンゼルスにとってビジネス面

で深刻な悪化をもたらすのは明らかです。大谷

が右肘と右脇腹を痛めて欠場した昨季終盤は

不入りが続き、ポストシーズン進出が絶望的に

なったこともあり、チケットのリセールサイト

では1枚2ドル(約300円)で売りに出ている

座席もありました。仮に今季も低迷し、10年

連続でポストシーズン進出を逃せば、大谷の

引き留めに失敗したことも含めて愛想を尽かす

ファンがますます増えるでしょう。エンゼルス

戦の中継局バリースポーツ・ウエストの親会社

が破産し、今後の放映権料収入も不透明な状況

です。モレノ・オーナーは決断を迫られ、トラ

ウトがいるうちに身売りに動く可能性もありま

す」


 地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」によれば、

大谷効果で沸いた昨季までのエンゼルスは、

球場内広告やオンライン広告で

年間1000万~2000万ドル(約15億~30億円)

の利益を得ていたとされる。

今季はこれまでエンゼルスに出稿していた

スポンサー企業の大半が新天地ドジャースに

鞍替えするとみられており、エ軍に追い打ちを

かける。


 これまでも、気候が温暖で、ファンの気質も

良く、野球に最適な環境のアナハイムを本拠地

とするエンゼルスには多くの投資家が触手を

伸ばしてきた。

大谷を失った今、ますます地盤沈下が進みそう

である。


【転載終了】

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 30億ドル以上出た時に売却しておけば、

球団もファンも大谷を手放さずに済んで

いたんですけどね。

(当時1ドル=約130円換算、約3900億円)


 欲をかきすぎたモレノがすべて壊して

しまったという感じですが、今ではその

価値も数億ドルですかね。


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