変わり目・・・
ジャーナリスト同盟Web機関紙
【転載開始】
■変わり目
<南風が列島を巻き込む勢い>
どうやら南風が列島全体を覆い
つくす勢いである。
時代の変わり目かもしれない。
世界の政治も経済もカオス・混沌
として、先行き不透明である。
札を大量に発行して日本の価値
を引き下げての財閥優遇策は、
気が付いてみると、日本銀行が
財閥の大株主になっている。
アベノミクスの正体見たりである。
深刻な不安をまき散らす安倍・
日本会議の自公政権も、
確実に自滅へと向かっている。
<プーチンの罠にかかったシンゾウ
大失態外交>
新聞テレビは、もてはやしていると
いう北方領土2島返還論、
どうやら先を見越したうえでの
プーチンの大きな落とし穴に、
愚かなシンゾウが落ちてしまった
ようだ。
安倍は「歯舞と色丹に軍事基地は
作らない」とプーチンに約束した。
プーチンは「米軍基地になるようでは
引き渡しは出来ない」と安倍に迫った。
ところで、日米安保は日本の領土を
防衛すると謳っている。
北方領土周辺は、ロシアの太平洋へ
の出口として、重要な軍事戦略基地
である。
既に、残る2島にロシアは軍事基地を
強化している。
「歯舞・色丹を基地にしない」という
約束を、実はワシントンとも取り決め
ねばならない。
日米安保の改定だ。
本来は、2島返還工作を事前に、
ワシントンの了解をとっていなければ
ならなかった。
米国の反発を、トランプのポチが押し
返せるか。 無理だろう。
23回の日露首脳会談は、 一体、
何だったのか。
「選挙向けのパフォーマンスでしかない」
ということになる。
米ロ同盟が実現すれば、あるいは
可能性もあるが、それは考えられない。
そうした読みをしたうえでの、
プーチンの2島返還論の罠であろう。
<安倍機関紙から新聞に復帰できるか読売?>
その読みの一つだが、目下マスコミは
安倍機関紙の読売の動向に注目している。
特にライバルの朝日新聞は、
重大な関心を寄せている。
読売不買運動を展開してきた進歩的な
団体・政党は、読売が新聞に復帰できるか、
という点に着目している。
筆者は現役の政治記者時代、
国会記者会館に着くと、真っ先に全国紙
全てを読んで、大事な記事を切り抜いて、
それから首相官邸と自民党本部、
そして各派閥や議員会館を駆けずり
回って、政治現象面の裏側を記事に
して楽しんできた。
それも20年に及んだので、それこそ
「我が世の春」そのものだった。
その新聞の切り抜きの対象から、
読売を排除したのは、中曽根内閣から
である。
読売が「中曽根新聞」に変質した、
そのためである。
新聞が政府の機関紙になることなど、
想定さえできなかった時代である。
93年に米国政府招待での1か月取材
旅行の、本当の目的は、読売の改憲
新聞化の元凶を、ワシントンで発見しよう
としたものだった。
その成果は「アメリカの大警告」
(データハウス)としてまとめた。
当時の米国通第一人者の宮澤喜一首相が、
絶賛するハガキを送ってきたものだ。
ガイド役のW・バレットさんのお蔭でもある。
<池田善明・私設図書館に拙著
「平成の妖怪」本>
先日、すっかり忘れていた橋本登美三郎
事務所で秘書をしていた池田善明君が、
立派な文字の封書を送ってきた。
現在、牛久市で私設図書館を開設、
いまでは1万冊図書館に生まれ変わった
ということと、うれしいことに絶版となった
「平成の妖怪・大勲位 中曽根康弘」
(健友館)を古本屋で購入して、1万冊
図書館に仲間入りしたというのだ。
この本を絶賛してくれたマスコミの先輩は、
産経新聞の元政治部長の阿部さんだった。
今の人は信じないかもしれないが、
昔の産経には、リベラルな記者がいっぱい
いた。
ところが、この勇気ある出版社は もなく
倒産した。
中曽根サイドの圧力である。
これこそが、出版妨害事件であろう。
勇気ある坂本編集長が、在庫本を自宅に
プレゼントしてくれたので、 これを今も
名刺代わりに贈呈している。
最近は、君津市の亀山地区での酪農家、
南洋のフィジーで防災研究をしてきた
井上さん、それに福田赳夫元秘書の中原さん
に贈呈した。
この本は、生涯右翼国家主義政治の
元凶である昭和の妖怪・岸信介と対決
してきた平和軍縮派の巨頭・宇都宮徳馬さん
の墓前に捧げた。
2002年10月の作品である。
岸と中曽根と安倍の違いは、中曽根が 読売、
安倍はNHKを自身の広報機関にして、
政権運営をしている点にある。
しろうとは、よく「なぜこんなチンケな人物が
首相を長く続けられるのか」と疑問を抱いて
いるが、それはNHKが元凶である。
<狐と狸の化かし合いの公明の改憲戦略>
信濃町も変わり目に立たされている。
「太田ショウコウは池田先生の裏切り者」
と公明党創価学会員の戦争遺児が断罪した
のが2013年暮れである。
特定秘密保護法を経て、戦争法の強行の場面
での国会デモに学会旗の三色旗が立ち始め、そ
れが沖縄の知事選で拡大、先日は勇気ある
党員兼学会員が、あろうことか公明党本部
の前で、プラカードを掲げて「民衆の敵公明党」
と声を上げた。
それかあらぬか公明党の狐は、9条の改憲
に慎重論をぶちまくって、煙幕を張っている。
しかし、集団的自衛権行使を強行した北側
という憲法調査会長は、国会での憲法調査会
始動に声を上げ、安倍・自民党にエール を
送った。
「毒饅頭組が狐と狸になって、国民を騙そう
としている」と政界雀は、その野望を見抜い
ている。
時代は止まってくれない。
2018年11月18日記
(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・
日本記者クラブ会員)
【転載終了】
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読売は、渡邊氏がいなくなっても、
代わりの人物が継承するでしょう。
読売を支配しているのは安倍氏
ではなく米国の諜報機関です。
読売と主筆にはコードネームが
与えられています。
初代は社主正力松太郎氏が 「ポダム」。
読売という組織が「ポハイクPOHIKE」
です。
その「ポダム」を受け継いだのが 一介の
記者であった渡邊恒夫氏です。
そして、三代目は誰なのか?
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