肩透かし食らったか ・・・

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】 


 ■肩透かし食らったか 

  日ロ外相レベル交渉合意は“看板倒れ” 

 公開日:2018/12/03 


  安倍首相は1日、アルゼンチン 

のブエノスアイレスでロシアの 

プーチン大統領と会談。 

北方領土問題を含む平和条約 

交渉を加速させるため、 河野太郎、

ラブロフ両外相を責任者とする

新たな枠組みをつくることで合意

したが、早速、“看板倒れ”になり

そうだ。 

ロシア高官から、「新枠組み」の

内容を根底からひっくり返す発言

が飛び出したのだ。 


 1日付のロシアメディア 

「RIAノーボスチ」によると、 

首脳会談直後にロシアのウシャコフ

大統領補佐官が報道陣に対し、 

「(領土交渉は外相ではなく) 最高

レベルで合意しなければ ならないこと」

と明かし、ラブロフが新枠組みに加わる 

ことができるかどうか、懐疑的な見方

を示した。 


 要するに安倍政権は、 

「河野―ラブロフ」の新枠組みに合意した

直後に、「やっぱり外相レベルじゃ決め 

られないよ」と“ちゃぶ台返し” に遭った

格好だ。 

ロシア側の狙いは何なのか。


  筑波大教授の中村逸郎氏 (ロシア政治)は

こう指摘する。  


 「日本政府を徹底的に撹乱し、混乱させ

ようとしているとみら れます。どのレベル

で交渉したらいいのか判断できなくなれば、 

日本政府は最終的に領土問題 の“棚上げ”に

追い込まれる可能性がある。結局、ロシア

は北方領土を返す気などないの でしょう」 


 ウシャコフは2日、テレビ朝日系のANN

の単独取材に対しても、新枠組みでの交渉

内容について「島の引き渡しは議論されない

と考える」と断言していた。 


 そもそも、新枠組みの中身もスカスカだ。 

交渉の実務担当者として、日本の森健良外務

審議官と、ロシアのモルグロフ外務次官が

指名されたが、2人とも今年2月から北方領土

での共同経済活動について何度も交渉してきた

間柄。 

つまり、「新枠組み」とは名ばかりで、中身は

従来通りということなのだ。 

共同経済活動だって、ロシアの “思惑含み”だ。 


 「従来の担当者が交渉するということは、

結局、初めから新 枠組みで議論されるのは

『領土問題』ではなく、『共同経済活動』 

ということなのでしょう。プーチン大統領

は『主権を渡さない』と明言しています。

つまり、ロシア の法律の下での経済活動

なら許すということ。日本は、企業や 

工場などをつくってもいいが、土地代や

税金はロシアが徴収するという意味合い

です。安倍首相はそんなロシアの思惑を 

理解しているのか非常に疑問 です」

(中村逸郎氏)  


 ニヤニヤと笑顔で握手していた

安倍首相はやはり、プーチンの

手のひらで踊らされている。 


 【転載終了】 

 *********************** 


 どうも、心配されていたような状況 

のようですね。 


 側近や外務省は何をやっているので

しょうか? 


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

0コメント

  • 1000 / 1000