米中首脳会談の最中に中国の大手企業幹部を逮捕させた米支配層!
桜井ジャーナル
【転載開始】
■米中首脳会談の最中に中国の
大手企業幹部を逮捕させた米支配層
2018.12.09
中国の大手通信機器メーカー、
ファーウェイ・テクノロジーズの
CFO(最高財務責任者)で同社の
創業者である任正非の娘、孟晩舟
が12月1日にカナダで逮捕された。
アメリカ当局の要請に基づくものだ。
この逮捕はアメリカのドナルド・
トランプ大統領が中国の習近平国家
主席と貿易問題について話し合って
いる最中に実行された。
ジョン・ボルトン国家安全保障補佐官
は逮捕を事前に知っていたというが、
トランプ大統領は知らされていなかった
とされている。
この逮捕が中国とアメリカとの関係に
影響を及ぼすことは明白で、実際、
中国側は今回の逮捕を自分たちに対する
「宣戦布告」だと考えていると伝えられ
ている。
ボルトンが大統領の指揮下にないことを
示唆している。
逮捕の理由はイランに対する経済「制裁」
に違反したからだというが、この「制裁」
自体が正当性を欠いている代物。
今回の逮捕はアメリカ支配層に楯突く奴は
許さないといういことにすぎず、
中国に対する脅しのつもりなのだろう。
ファーウェイ・テクノロジーズが製造する
携帯電話のシェアが拡大していることを
アメリカの情報機関が懸念して るとも伝え
られている。
自分たちがコントロールできない会社の
通信機器が世界に広まることで通信傍受に
支障が出る、あるいは中国側が自分たちと
同じように情報を取るようなると恐れて
いるのかもしれない。
CIAが封書の内容を調べるために開封して
いることは1974年12月に発覚しているが、
その前年に ランパート誌に電子情報機関の
NSA (国家安全保障庁)で分析官を務めて
いた人物の内部告発が掲載されている。
1975年1月にはアメリカ上院で情報活動に
関する政府の工作を調べる特別委員会が設置
され、 同年2月には下院で情報特別委員会 が
設置された。
委員長はフランク・チャーチ上院議員 と
ルシエン・ネジ下院議員
(すぐにオーティス・パイク議員へ交代)。
委員会では情報機関の秘密工作について
調べられ、その一端が明るみに出る。
チャーチ議員は1975年にNBCのミート・
ザ・プレスという番組で、情報機関は電話
での会話やテレグラムなどあらゆるものを
モニターする能力があり、それが実行される
と人々は隠れる場所がなくなると警告して
いる。
それは現実になった。
NSAはイギリスの電子情報機関GCHQ と
UKUSA(ユクザ)という連合体を作って
いるが、このGCHQの存在はイギリスの
ジャーナリスト、ダンカン・キャンベルが
1976年に明らかにするまで一般的には
知られていなかった。
UKUSAはNSAとGCHQの下でカナダ、
オーストラリア、ニュージーランドの情報
機関が活動、この5機関はファイブ・アイズ
と呼ばれている。
この連合体はイスラエルの8200機関とも
緊密な関係にある。
UKUSAへはドイツ、フランス、イタリア、
日本なども参加しているというが、「仲間」
とは言い難い。
UKUSAや8200機関は通信機器メーカー、
コンピュータ会社、インターネット関連企業
などを使い、通信システムを支配し、
情報の盗んできた。
その独占体制をファーウェイ・テクノロジーズ
は揺るがせている。
そうした面でもファーウェイ・テクノロジーズ
はアングロ・サクソン支配層の敵だ。
【転載終了】
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ファーウェイは、中国当局、軍、財界と
結びついているようなので、孟晩舟氏を
カナダが米国に引き渡し、米国の裁判で
30年の懲役になったら中国も黙って
いないでしょうね。
今や、中国抜きでの貿易は考えられない
ので、カナダも経済が辛いことになりそう
ですね。
日本も無関係ではいられないでしょう。
中国のサイバー攻撃で、西側経済も混乱する
可能性も?
勝手に制裁を課す米国に、世界もウンザリ
しているので、どうなるか?
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