日産「株暴落」危機・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■日産「株暴落」危機・・・
高額配当金の見直しでルノーと対決か
公開日:2018/12/18
ルノーVS日産に新展開の予感だ。
カルロス・ゴーン容疑者の後任人事
(日産の会長職)に加え、
株式市場では日産の「高額配当金」
が話題に上り始めている。
「ゴーン前会長の逮捕以降、日産株
は下落傾向です。その影響で、配当
利回りはグッと高まっています。先週
末14日の終値(932.5円)を基に
算出すると6.1%に達します。今週
19日に新規上場予定のソフトバンク
は高配当で注目されていますが、それ
でも5%です」(市場関係者)
配当金の額が変わらずに株価が
下落すれば、配当利回りは上昇する。
当然の流れだけに、市場が話題に
するのは不思議だが、実は、日産の
配当金は“そもそもおかしい”と囁か
れているのだ。
「日産の筆頭株主はルノーで、約
43% を保有しています。配当金が
高ければ高いほど、ルノーが受け取る
金額は大きくなります。ルノー側が
要求したかどうかは別として、日産の
今期(19年3月期)の配当金はベラ
ボーなのです」
(株式評論家の倉多慎之助氏)
日産は今期、1株当たり57円
(年間) の配当を予定している。
前期は53円、前々期は48円
だった。
ルノーが受け取った配当金は、
保有株 (約18億3000万株)
をベースに計算 すると、前々期が
878億円、前期が 970億円。
過去19年間では約8600億円と
膨大だ。
「業績が絶好調なら、配当金を引き
上げるのも納得できます。ただ、今期
に関しては疑問です。最終利益が前期比
で33% もの減益予想なのに、配当金
は4円増を 予定しています。著しい業績
悪化の中、 どういうわけか配当金を引き
上げる。ルノー に貢いでいるとしか思え
ません」 (金融関係者)
会社の利益をどの程度、配当金に充て
ているかを示す指標に「配当性向」がある。
昨年まで日産は30%弱だったが、
今期は一気に44.6%まで跳ね上がる。
「ゴーン逮捕で日産のイメージは一段と
悪化しているでしょう。となると、新車は
売れず、業績は予想以上に低迷する危険性
があります。配当金の減額を検討する のが
スジでしょう」(倉多慎之助氏)
トヨタ自動車やホンダの配当性向は
30% 前後だ。
日産も昨年並みの30%まで配当性向
を抑えれば、1株当たりの配当金は
約38円となる。 57円とは20円近い
開きだ。
「ルノーは予定通り57円を主張して
くるで しょうが、日産サイドは減配に動く
可能性が 高い。ゴーン逮捕後の新車の売れ
行きが判明する今月下旬あたりに、見直し
議論が始まるかもしれません。ただし、
減配は高配当銘柄からの転落を意味するの
で、株価 暴落は避けられません」
(証券アナリスト)
市場に流れる日産株の下値メドは、
直近10年高値(1350円)の半値と
なる 675円。
日産の漂流は終わりそうにない。
【転載終了】
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お家騒動は、得てして一次的な株価下落
に繋がります。
日産がルノーに支配され、日本側経営が
追放される可能性が少し高まってきたので
しょうか?
問題は、東京地検ですね。 証拠もなく、
日産側の告発だけで逮捕したのでしょうか?
万一、不起訴となれば、世界から批判を
受けているだけに、地検は(日本は)大恥
をかきます。
西川社長は、株主代表訴訟のリスクを
考えなかったのでしょうか?
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