米利上げ減速で円高&株安のWパンチ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■アベノミクス完全崩壊 米利上げ減速で
円高&株安のWパンチ
公開日:2018/12/22
21日の日経平均株価の終値は、
前日比226円39銭安の2万166円
19銭 で年初来安値を更新した。
米国株の大幅下落を受けた形だが、
株安の流れは止まりそうにない。
今後、急激な円高進行の可能性が高まって
いるからだ。
円安と株高が「肝」のアベノミクスは崩壊
まっしぐらだ。
米国の連邦準備制度理事会(FRB)は
19日(現地時間)、今年4回目の利上げ
を決めたが、同時に来年の利上げを3回 から
2回に減らし、2020年度で利上げを
打ち止めにする方向を示した。
FRBは15年12月に9年半ぶりに利上げ
に踏み切り、段階的に政策金利を上げて
きたが、ついに利上げを止めるのである。
アベノミクスは、円安で輸出企業が潤い、
株価が上がるというカラクリ。
円安が大前提だ。
「これまで、米国が利上げを続けてくれた
おかげで、ドル高になり円安が維持できて
いた。利上げの打ち止めで円高が進行し ます」
(市場関係者)
例えば、現行1ドル=110円台の為替
レートが100円台を切る円高になれば、
輸出企業には大打撃。
株価も下がるだろうが、安倍政権には
“打つ手”がない。
米国にニラまれているためだ。
「年明けに本格化する日米2国間交渉で、
米国は円安誘導を禁じる為替条項を設け
たい意向です。米国は日銀の異次元金融
緩和を円安政策とみています。円高が進行
しても、これまでのような金融緩和による
“為替介入”は封じられるのです」
(経済評論家・斎藤満氏)
この先、黒田日銀も破綻に近づく。
20日、金融政策決定会合後の会見で、
黒田総裁は
「今でも2%の物価目標は最大の使命だ」
と語ったが、原油安、幼児教育の無償化、
携帯電話料金値下げ、消費増税による
節約志向――と物価下落の要因だらけだ。
むしろデフレに逆戻りである。
「アベノミクスは、格差を是正し、内需を
底上げするものではない。円安と株価つり
上げで金持ちだけに恩恵をもたらすもので、
極めて脆弱なのです。来年は円高と株安で
アベノミクスの失敗が露呈する可能性が高い。
安倍首相と黒田総裁が引責辞任して、内需
重視の政策に転じることが国民のためです」
(斎藤満氏)
株の暴落とデフレ到来で、アベクロの
責任問題が生じる――。
来年は政策転換には、うってつけの年に
なる。
【転載終了】
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先の記事でもちょっと触れましたが、
思った以上の落ち込みでしたね。
個人的には、いったん戻すと考え、
買いを入れましたが、大発会に期待
ですか・・・
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