二島返還解散ではなく・・・
天木直人氏のブログより。
【転載終了】
■二島返還解散ではなく
平和条約解散だとばらした読売新聞
きょう1月8日の読売新聞が
一面トップでスクープ報道した。
日本政府はロシアとの平和条約交渉
で北方4島に関する賠償などの請求権
を互いに放棄するよう提起する方針を
固めたと。
これは、要するに、安倍首相は北方
領土返還合意ではなく、日露平和条約
締結合意を先行させて、国民の信を
問うという腹づもりであるということだ。
それを読売は暴露したのである。
私は、安倍首相がプーチン大統領
との会談で、
「在日米軍はロシアへの脅威にはなら
ない」とプーチン大統領に説得したこと
をみずから明らかにした事を報道で
知って、これでは北方領土交渉はうまく
いかないと確信した。
安倍首相がなすべき首脳外交はその
逆だ。
トランプ大統領を説得して、返還
された暁には北方領土には在日米軍を
置かない事を約束させるべきなのだ。
そうトランプ大統領に約束させた
ところで、プーチン大統領が北方領土
を返す保証はない。
しかし、少なくともトランプ大統領
に 在日米軍は置かないと約束させられ
なければ、北方領土は2島どころか、
すべて返ってこない。
プーチン大統領は、対米従属から一歩
も抜け出せない安倍首相を、主権放棄の
腰抜け首相と見限るからだ。
こんな説得をプーチン大統領にするよう
では、もはや安倍首相では北方領土返還は
無理だ。
どんなに言葉や密約で国民をごまか
そうとしても、もはや北方領土返還解散
は打てない。
安倍首相はどうするつもりだろう。
そう思っていたら、今朝の読売の
スクープである。
これで合点が行った。
領土問題を棚投げして日露平和条約締結
を先行させるのだ。
そして日韓平和条約の例にならって、
賠償請求権協定を締結して同時に平和条約
を締結する。
おまけに、元島民らが請求する賠償について
はロシアにそれを求めず、日本政府が肩代わ
りして負担するという。
これなら、プーチン大統領は渡りに船だ。
喜んで応じるだろう。
補償を受けられる元島民も不満はない。
なによりも、2島か4島かという厄介な
問題を棚上げできる。
まさしくこれが、安倍首相が最後に辿り着いた
解散・総選挙のシナリオなのだ。
衆参同日選はある。
そして、その大義名分は、北方領土返還では
なく、日露平和条約締結なのだ。
まず日露平和条約締結という歴史的偉業を
達成する。
そして北方領土問題を解決する。
その時まで自分が首相でいなければいけない
と訴える。
自民党総裁3選どころか4選してでも北方領土
は自分の手で取り返すという。
こんな子供だましの外交を見抜けず、衆参同日
選挙を許すようでは、野党はお終いだ。
それにしても安倍首相はいい度胸だ。
こんな子供だましの外交を読売新聞に
スクープ報道させて手の内をばらしても
選挙に勝つつもりだ。
どうして勝つつもりなのか。
その秘策については次のメルマガで明か
したい(了)
【転載終了】
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結局、プーチンにしてやられたという
ことでしょう。
この政権にやらせていると、国益を
損なうだけですね。
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