野党結集を邪魔する“新6人衆”・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■私情や保身を優先する愚かさ
野党結集を邪魔する“新6人衆”
公開日:2019/03/18
「合流は時期尚早だ」――。
17日に開かれた国民民主党の
全国幹事会で、自由党との合併に
反対の声を上げたのは、
自由党の小沢一郎代表の地元で
ある岩手県連だった。
「党内で反小沢の急先鋒なのが、
岩手1区選出の階猛衆院議員です。
同じ岩手が地盤ということもあって
感情的なしこりが大きく、私怨の類い
だと受け止められている。それより
厄介なのが外野からの介入で、
無所属の会から立憲民主会派に
合流した安住淳元財務相らが、
若手議員に『小沢と一緒になったら
終わりだ』と吹き込んでいると聞き
ます」(国民民主党関係者)
国民民主の玉木雄一郎代表は、
自由党だけでなく、立憲民主党や
野田佳彦前首相らの会派との連携
も視野に野党結集を目指しているが、
なかなか前に進まない。
先月、玉木代表と会食した立憲民主
会派の岡田克也元外相も、野党が
大きな塊になる必要性には賛意を
示したものの、具体的な道筋について
は「あなたが考えること」と突き放した
という。
19日には、野田前首相が率いる
衆院会派「社会保障を立て直す 国民会議」
の玄葉光一郎元外相 が、旧民進党勢力の
再結集に向けた超党派の議員連盟を設立
するが、これがまた野党結集の道筋を複雑
にすることになりそうだ。
「玉木代表が主導する野党結集はイヤ
なのでしょう。みな表向きは『野党結集
が必要』と言いますが、岡田さんや野田
さんら重鎮は調整役を買って出るでもなく、
『あいつはダメ、こことは 組めない』と
ダメ出しばかりです。本来 なら、野党
第1党である立憲民主の枝野幸男代表が
旗印になって結集を 呼びかける立場です
が、支持率下落を恐れて孤立主義に走って
いる。それ どころか、他党から引き抜いて
数を増やすことに熱心で反感を買ってい
ます。『枝野の存在が野党結集の障害だ』
という声が上がる始末です」
(全国紙の野党担当記者)
■「あの権勢をもう一度」
かつて、民主党の野田政権で中核メンバー
として党内を牛耳っていた「6人衆」が
野田氏、岡田氏、枝野氏、 安住氏、玄葉氏、
前原誠司元外相 だった。
小沢代表や菅直人元首相ら自分たちより上の
「第1世代」を排除し、玉木氏や階氏など
下の世代は押さえつけることに血道を上げて
いたものだ。
この連中が「あの権勢をもう一度」と
ばかりに画策しているようにも見える。
現在、野党結集の邪魔をしている のは、
すっかり影が薄くなった前原氏に代わって
“昇格”した階氏を加えた「新・6人衆」と
言っていい。
「民主党政権崩壊の戦犯たちが何の総括も
ないまま、コソコソ策を弄して力を誇示しよ
うとしても結集は進まないし、相変わらず
“好き・嫌い”の感情論で動いているとしたら、
失敗した 民主党政権と何も変わりません。
誰が 主導権を握るかで争っている場合では
ない。野党がバラバラでは自民党を利する
だけという現実がある以上、 全体の利益の
ために私情を捨てる覚悟を見せるべきです」
(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)
大阪ダブル選のように、「維新VS反維新」
の対決の構図がハッキリすれば、有権者に
分かりやすく、 選挙戦も盛り上がることは
自明の理。
国政野党が最優先すべきは、安倍自民に対抗
する一大勢力をつくることしかないはずだ。
野党結集を阻む「新・6人衆」は、安倍政権
に代わる投票先を探している有権者の希望を
奪っている自覚があるのか。
【転載終了】
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民主党をダメにしたのは、上記6人衆と、
故仙谷氏、菅氏を加えたら8人衆です。
党を立ち上げて当初は、13%あった
支持率がな何故半分の6%に落ちて
しまったのか。
枝野代表は気付いていないようですね。
その、反小沢の頑なさに期待できないと
国民が判断したのでしょう。
枝野氏では政権交代など100%無理で
しょう。
というか、元々政権交代など考えていない
のでは?
結局、お山の大将で終わりそうですね。
残念ですね。
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