史上最悪の景気後退到来・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■円高不況+物価上昇の同時発生で
史上最悪の景気後退到来
公開日:2019/03/26
25日の日経平均終値は、
前週末比650円安の
2万977円で、今年最大
の下げ幅だった。
世界景気の減速懸念と、
円高の進行が要因だ。
企業収益が悪化する中、この先、
待っているのは値上げ実施と
消費増税。
円高不況と物価上昇が同時に
起こる最悪の事態が到来する。
25日はアジア市場も1~2%
程度下落したが、
日経平均の約3%下落は突出して
いた。
世界経済への懸念に加え、
円高の進行が株安に拍車をかけた。
今月初旬は1ドル=112円台
だったが、きのうは約1カ月半
ぶりに一時109円70銭まで
円高が 進行。
この先、さらに円高になる可能性
が高い。
「欧米は金融緩和に舵を切り
ました。利上げをやめるだけで
なく、年内の利下げもささやか
れていて、ドル安・円高の方向
です。加えて、再選を控えた
トランプ大統領が目に見える成果
として、日本に対し円高圧力を
強めるのは間違いありません。
2国間交渉で、為替条項を強く
要求するはずです。年内100円
割れは十分あります」
(経済ジャーナリスト・井上学氏)
1円の円高でトヨタは400億円、
日産やホンダは100億円、
キヤノンは50億円の利益が吹っ飛ぶ
といわれている。
円安の恩恵を受けてきた輸出企業
が総崩れになれば、 輸出頼みの
日本経済は一気に冷 込む。
■輸入メリットを帳消し
一方で、円高は輸入品の価格を
下げるので、消費者にはメリット
があるはずだ。
ところが、今回はそうはいかない。
各社が発表してきた値上げが新年度
に実施されるからだ。
牛乳、ヨーグルト、コカ・コーラ
(4月)、ポテトチップス、食用油、
ペットボトル飲料水(5月)、
即席麺、映画観賞料(6月)と続く。
加えて、原油も1バレル=60ドル
近くまで上昇している。
せっかくの円高も、値上げの実施と
原油高で帳消しにされ、物価安には
至らないのだ。
そこに、秋の消費増税が襲いかかる
のである。
時事通信の最新の世論調査では
消費増税に際して「家計を見直す」
が57.2%だったが、
意外だったのは見直す項目。
最多は「食費」の59.4%で、
2位の「外食、旅行などの娯楽費」
39.5%を大きく上回った。
「すでに『娯楽』は節約済みで、
見直す余地がなく、『食費』に切り
込まざるを得ないということで
しょう。1ドル=80円台だった
民主党政権は、輸出企業を苦しめ、
『円高不況』と言われましたが、
半面、円高で物価が安かったため
暮らしやすかった。これからは、
円高不況でありながら物価は上昇
するという、踏んだり蹴ったりの
事態になりそうです」 (井上学氏)
「戦後最長の景気拡大」どころか、
史上最悪の景気後退だ。
【転載終了】
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踏んだり蹴ったりは、「アベノミクス」
のせいですね。
安倍政権のデータの誤魔化しが、
思っ 以上の景気の悪さを表面化
させるでしょう。
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