自民・萩生田氏「消費増税延期」発言に隠された姑息な狙い!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■自民・萩生田氏「消費増税延期」
発言に隠された姑息な狙い
公開日:2019/04/19
自民党の萩生田光一幹事長代行
が18日のネット番組で、
10月予定の消費税率10%への
引き上げについて、
「6月の日銀短観次第で増税延期
もあり得る」との考えを表明した。
庶民にとって消費増税は論外。
本来は歓迎すべき話だが、
この萩生田発言にはウラがあると
考えた方がいい。
◇ ◇ ◇
「景気はちょっと落ちている。
6月の日銀短観で、この先は
危ないと見えてきたら、崖に
向かってみんなを連れて行く
わけにはいかない。違う展開
はあると思う」
安倍首相の側近とされる
萩生田幹事長代行が、
日銀短観を名指しして消費増税回避
の可能性を示唆したのだから新聞・
テレビが大騒ぎするのも当然だ。
これを受け、日本商工会議所の
三村明夫会頭は「信じられない」
と言っていたが、何だかデキレース
のにおいがプンプンする。
「今年のGWは10連休もあり、
経済波及効果は2兆円超との民間
試算もあるため、身の丈を超えた
出費をしてしまう人も多いでしょう。
しかし、連休後は節約志向で景気
が低迷するともみられている。
日銀短観の調査は、ちょうどその頃
に行われるため、消費増税に反対
する経営者が続出する可能性が十分
にあります」
(経済ジャーナリスト・井上学氏)
要するに、すでに6月の「日銀短観」
の悪化は予想されているわけで、
そのタイミングで「増税延期」を言い
出せば、野党から「アベノミクスは失敗」
と“口撃”されかねない。
それを避けるため、今から増税延期を
におわせているのではないかというのだ。
「増税を推してきた麻生財務相の
影響力が低下し、政権内は延期論が
広がっています。16年は〈世界経済〉
を口実に、伊勢志摩サミット後に
安倍首相が増税延期を表明し、今回
も大阪G20を踏まえての延期を
考え ていましたが、米中とも景気が
盛り 返しつつある。G20で世界経済
を 〈危機的〉とは言いづらいため、
萩生田さんに日銀短観の結果という布石
を打たせた。6月短観の発表は 7月1日。
通常国会は閉幕している ため、国会で
野党からアベノミクス の失敗と追及され
ることもありません からね」
(官邸担当記者)
立正大客員教授の浦野広明氏(税法)
がこう言う。
「野党が準備不足なうちに、安倍政権
は〈増税延期〉を手柄に選挙を勝ちに
いくつもりなのでしょう。萩生田氏の
『みんなを連れて行くわけにはいかない』
という言い方が“英断”ぶっています。
増税見送りは当然ですが、そういう日本
経済にしたのは、アベノミクスが失敗した
からです」
消費増税を延期する本当の理由は
アベノミクスの失敗を糊塗するため。
失政すら政権浮揚に利用する悪辣政権
を許してはダメだ。
【転載終了】
************************
萩生田氏にアドバルーンを上げさせて、
様子を見たというところでしょうか?
消費増税延期は、「アベノミクス」失敗
を自ら証明することですよね。
連休後に、円、株価が大変な状況になる
のでは、との報道も・・・
0コメント