安倍首相「2020年に新憲法を施行」・・・
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■安倍首相「2020年に新憲法を施行」
2019年5月3日
この国を事実上支配する日本会議が、
毎年5月3日に開催する憲法集会は、
安倍首相のビデオメッセージで始まった。
「2020年を新しい憲法施行の年に
したいという気持ちに変わりはあり
ません」。
いつものごとく滑舌が悪く、
いささか聞き取りにくかったが、
首相は『施行』と言ったのである。
ビデオに乗った字幕スーパーでも、
それは確認できた。
2020年とは来年である。
安倍首相は
「憲法に自衛隊をしっかりと明記
する。 教育の無償化を憲法に位置
付ける」 と続け、
「大いに議論し、理解を深めて
もらいたい」と締めくくった。
安倍首相に呼応したのは
日本維新だ。
大阪のダブル選挙と衆院大阪
12区補選で圧勝し勢いに乗る
維新からは足立康史議員が出席した。
「教育無償化は自民党より先に
維新が提唱した。自民党と手を
携えて憲法改正する。だらしない
自民党の尻を叩いて(憲法)改正
の道筋をつける」。
足立議員はボルテージを上げた。
連立を組む公明党が控えめに
「加憲」と言っているのを気にも
留めていない勢いだ。
いつでも公明党にとって代わる
用意があるという意志表示である。
改憲派の憲法集会では、
その年の運動方針がタイトルになる。
今年のそれは
「憲法審査会の存在意義を問う!」だ。
安倍首相が言う「大いに議論し」も
その一環といえる。
自民党憲法改正推進本部長の
下村博文議員は「9日に憲法審査会
が行われる。 本来ならすぐ採決して
もおかしく ない。 7月の参議院まで
に審議し『9条』 『自衛隊』『緊急
事態』『教育』を ぜひ憲法審査会で
発表したい」と 意欲をのぞかせた。
連休明けに憲法審査会のニュース
が流れたら、それはなんとか来年
までに改憲したいというメッセージ
なのである。
【転載終了】
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自民党憲法改正推進本部長の
下村博文議員は以前、テレビ番組
で徴兵制を口にしています。
憲法改正で自衛隊が担わされるのは、
米軍の傭兵としての役割でしょう。
そんなことになれば、日本は世界から
憎まれることになります。
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