米中貿易戦争再燃 ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■米中貿易戦争再燃
安倍首相が世界恐慌の引き金を引くのか
公開日:2019/05/07
「ブラックフライデー」が現実と
なるのか――。
トランプ米大統領が5日のツイッター
で、中国からの輸入品2000億ドル
(約22兆2000億円)分に対する
追加関税率を10日(金)に10%
から25%に引き上げ、残るすべての
輸入品にもすみやかに制裁を科すと
宣言した。
「まもなく妥結か」と楽観論が広がって
いた米中貿易協議は一転して決裂の
可能性も出てきた。
〈遅過ぎる。ダメだ〉
官民一体で成長を目指す中国の
産業補助金政策が市場を歪めている
として、不満を示していた
トランプ大統領。
怒りの全面制裁のツイートに対し、
中国はすぐに猛反発。
8日から予定されていたワシントン
での閣僚級協議の中止も辞さない
構えだ。
株式市場はただちに反応した。
6日のアジア市場は、上海で一時
6・5%超も急落するなど軒並み
下落。
ニューヨーク市場のダウ平均終値は
一時、471ドル安の場面もあったが、
前週末比66ドル安の2万6438ドル
で取引を終えた。
米中協議が決裂すれば具体的な
外交成果が欲しいトランプ大統領
の不満の矛先は日本に向くだろう。
先月のワシントンの日米首脳会談
では、「(25日の)訪日までに
合意することも可能だ」などと
期限を付けて安倍首相を揺さぶり、
「日本の農産物関税が撤廃される
ことを望む」とTPP以上の要求
を突き付けていたからだ。
それでなくても、安倍首相の
外交は米国に対して防戦一方だ。
北朝鮮が日本海に“飛翔体”を発射
した際、いつもは「断じて許さない」
などと大騒ぎする安倍首相はなぜか
静かだった。
と思っていたら、案の定、
金正恩委員長と「無条件で会う」
と言い出した。
明らかに日朝会談に向けた配慮だ。
おそらく、トランプ大統領から
「金委員長は会っても構わないと
言っている」とか言われている
のだろう。
つまり、米国に「借り」をつくった
ワケだ。
鳩山由紀夫元首相はツイッター
(5日)で、
〈(日朝会談に)一番喜ぶのは
トランプ大統領だろう。俺が
言ってやったから会談ができた
と。それで安倍首相はトランプ
大統領に借りを作ったことになり、
日米貿易交渉で日本は借りを返さ
なければならなくなる〉と書いて
いたが、その通りだ。
米中貿易戦争が激化しトランプ
大統領に一方的に攻め込まれる中で、
安倍首相は果たして議長として6月
のG20を仕切れるのか。
国際ジャーナリストの春名幹男氏
がこう言う。
「難しいG20になります。本来
なら議長がリーダーシップをとって、
米中協調に向けて何らかの道筋を示す
機会にすべきです。しかし、米中貿易
戦争は先端技術をめぐる覇権争いです
が、5Gなど先端分野で日本はずっと
不在でした。安倍首相が議長として
何を言っても、誰も聞く耳を持たない
でしょう。さらに、G20は新興国
との調整など首脳宣言をまとめるの
が大変です。安倍首相のリーダーシップ
では、首脳宣言の採択見送りもない
とは言えません」
世界恐慌の引き金を引くのは
安倍首相かもしれない。
【転載終了】
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鳩山元首相が言ってましたが、
内交のための外交をしていると。
円をバラ撒いて、外交をやっている
フリをしているということですね。
外交成果など一つもないのに・・・
G20でトランプのメッセンジャー
になる可能性が高そうですね。
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