落ち目の旦那をめぐる本妻争いのような!?

 永田町の裏を読む 


 【転載開始】


 ■落ち目の旦那をめぐる本妻争い 

 のような維新と公明の茶番劇 

 公開日:2019/05/16  


 安倍晋三首相を真ん中に挟んだ 

日本維新の会と公明党との駆け引き 

が隠微さを増している。  


 公明党大阪府本部は11日の 

幹部会合で、維新が主張する 

「大阪都構想」への賛否を問う 

住民投票の再実施に反対してきた 

これまでの態度を転換し、容認 

する方針を打ち出した。 

維新の大阪での勢いに恐れをなして、 

尻尾を巻いて下手に出ている公明党 

の姿が惨めである。 


 維新は4月7日の大阪府知事・ 

大阪市長のダブル選挙で完勝した 

のに続き、21日の衆議院大阪 

12区補選でも圧勝し、 

それを背景に同党の実質的な 

名誉会長である橋下徹元大阪市長が 

テレビに出演して 

「公明党がいる6つの衆院選挙区 

すべてに維新のエース級を立てる」 

と宣言した。 

これは公明党を震え上がらせるに 

十分な恫喝で、なぜなら同党は 

衆議院の小選挙区では8議席しか 

確保できておらず、そのうち4議席 

が大阪、2議席が兵庫 

(残りは東京と北海道)である。 

もし関西の6議席を失えば、 

近畿比例区の4議席も到底維持でき 

なくなり、致命傷を負うことになる。 


 しかも事は関西ローカルの選挙事情 

にとどまらない。 

橋下はさらに 

「第2幕は公明党を壊滅させる。そう 

すると日本の政治構造が大きく変わる。 

自民党との協力が公明党じゃなく維新 

となって憲法改正の方に突入していく」

 とも語っていて、これは要するに自民党 

に対して自公連立を解消して維新と組ん 

だ方が安倍の宿願である改憲は進みますよ、

という誘いかけである。  


 確かに、創価学会員の間では、 

公明党が安倍の安保法制、辺野古基地建設、 

改憲などの方向に引きずられるばかりで 

あることに対して、学会本来の反戦平和 

路線に対する冒涜だとする反発が広く 

深く行き渡りつつあって、ここで無理 

に9条改憲に突き進めば組織は崩壊する。 

自民党中堅議員に聞いても 

「自公政権である限り改憲はないと 

見切っている」とまで言う。  

とすると、橋下の 

「自維連立に切り替えませんか」という 

誘いは、安倍には悪魔の囁きと聞こえる 

だろう。

「しかし」とその議員が言う。 


 「国会内の数合わせだけで考えれば 

自維連立もないではないが、維新は 

あくまで大阪中心で全国組織がなく 

地方議員も格段に少ないので、選挙協力 

が成り立たない。学会票なしには生きて 

いけない自民党は簡単に維新に乗り換え 

ることなどできるわけがないのだ」  


 さあ、この落ち目の旦那をめぐる本妻 

争いのような茶番劇は、日本をどこへ 

導くのだろうか。


 【転載終了】 

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 裏を返せば、自民党は単独では政権を 

維持できないということになりますね。

 

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