共同会見でハッキリ 日米記者の「質問力」は“大人と子供”!

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■共同会見でハッキリ 日米記者の 

 「質問力」は“大人と子供” 

 公開日:2019/05/28 


 改めて彼我の差を痛感させられた。 

27日の安倍首相とトランプ米大統領 

との共同記者会見。 

質疑応答に移ると、トランプに同行 

した米メディアの記者の口をつくの 

は鋭い質問ばかり。 

聞かれた質問に安倍首相が真正面 

から答えず、アヤフヤにかわすのを 

許す日本の記者とは大違いだ。 


 読売新聞の記者の次に質問した 

米ウォールストリート・ジャーナル 

の女性記者は、いきなり 

「小さなミサイルは国連違反に当たら 

ないなら、何が違反になるのか」と

追及。  


 トランプが前日、北朝鮮による今月 

上旬の短距離弾道ミサイル発射に関し、 

「北朝鮮は数発の小さな兵器を発射し、 

わが政権の一部の人々などを動揺させ 

ているが、私は気にしない」とツイート 

したことを受けての“直球勝負”だ。 


 その後も米メディアの記者はロシア 

疑惑や米中貿易戦争など、トランプに 

容赦のない質問を次々と浴びせかける。 

来年の大統領選の民主党候補の“本命” 

であるバイデン前副大統領を「低能」 

と罵倒した北朝鮮に、トランプが 

会見で「低IQは事実だ」と同調すると、 

「アナタが独裁者に味方して前副大統領 

よりも称えることの影響は?」とすかさず 

ツッコむ。 

日本の忖度メディアとは格段の違いを見せ 

つけた。  


 1992年から15年間、ホワイトハウス 

の会見に出席していたジャーナリストの 

堀田佳男氏が言う。 


 「日米のメディア文化は大きく違います。 

番記者やクラブ制度のある日本の記者は 

取材対象者に嫌われたら、自社が不利な 

立場になるとの自主規制の意識が働き、 

失礼のない質問になりがち。一方、米国 

の記者たちは“野獣”。相手を傷つけたり、 

答えられない質問でも躊躇しない。むしろ、 

鋭い質問を飛ばす覚悟がなければ、米メディア 

では生き残れません。収斂された質疑応答 

があって初めて真理に近づくという発想なの 

です」 


 日本の記者は米国の記者の爪のアカを 

いくら煎じても、飲み足りないくらいだ。 


 【転載終了】 

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 いくら記者が突っ込みたくても、 

新聞社やテレビ業界の経営がアベ友 

だから突っ込めないんですよね。  


 突っ込んだら、「森友」をスクープ 

したNHKの記者みたいに飛ばされて 

しまいますから。 


  レベル差を問うなら、経営者に報道 

機関としての矜持があるかどうかですね。

 

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