野党候補が急追する逆転可能14選挙区・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■安倍自民に落とし穴
野党候補が急追する逆転可能14選挙区
公開日:2019/07/09
「自公、改選過半数の勢い」――。
参院選突入後、大手メディアが最初
に行った「選挙情勢調査」は、
どこも“自民圧勝”だった。
勝敗を決する32ある1人区も軒並み
自民候補の勝利。
朝日新聞は、「自民リード23」
「競り合い5」「野党リード4」と
している。
しかし、自民党は本当にそこまで
強いのか。 自民党陣営からも、
戸惑いの声が 上がっている。
「大手メディアの調査通りなら、大勝
した6年前と同じくらいの議席数になり
ます。でも、人の集まりは良くないし、
反応も良くない。6年前とはまったく
違う。現場からは“ちょっと雰囲気が良く
ない”という声が上がっていた。なのに、
情勢調査では圧勝ですからね」
(自民党関係者)
大手メディアが実施した情勢調査は、
自民党に強く出過ぎている可能性が高い
という。
「調査は公示日の4日と翌5日に行わ
れています。この時期に世論調査をすれ
ば、自民党に強く出るのは当然です。
野党候補はまだ名前が浸透していない
からです。たとえば、32ある1人区の
うち、野党候補は長野と佐賀を除いて
すべて新顔です。しかも、擁立が遅れた。
まだ知名度が低いのです。しかも、32
選挙区のうち、18選挙区は党派色を
消すために“無所属”として擁立している。
世論調査で『自民候補の○○と、無所属
の○○のどちらに一票を入れますか』と
聞かれると、やはり有権者の多くは政党
の公認候補を選ぶ。選挙期間は17日間
ある。野党候補の知名度が上がっていけ
ば、情勢は変わっていくはずです」
(政治評論家・本澤二郎氏)
しかも、朝日新聞の調査の場合、
投票行動を明らかにしていない人が
5割に達している。
4日と5日に行われた情勢調査は、
自民党のピーク、野党の底という
可能性も高い。
■アナウンス効果も
実際、「自民リード」23選挙区の
うち、青森、福島、山梨、三重、奈良、
香川、大分、佐賀、長崎の9選挙区は
「逆転可能選挙区」だ。
「ある調査では、山梨の野党候補は、
1週間で10ポイントも数字を伸ばし、
自民候補との差を縮めています。徐々
に名前が浸透しはじめているのでしょう。
同じような傾向の選挙区がいくつもあり
ます。青森、福島は、前回3年前は野党
統一候補が勝利している。三重は民主党
の代表だった岡田克也氏の地元です。
佐賀、大分、長崎の九州3県は、自民党
も激戦区とみています」
(野党選対関係者)
複数区でも、自民党の2人目の候補が
落選する可能性のある選挙区が、北海道、
東京、千葉、広島と4つある。
朝日新聞の情勢調査では、4選挙区
とも自民党が2議席を取りそうな勢い
だが、1人の候補者に自民票が集中する
と、2人目は危ない。典型例が東京だ。
丸川珠代氏が票を集めすぎると、
武見敬三氏は次点に沈む恐れがある。
さらに、大阪選挙区(4人区)に出馬
している太田房江氏も安泰ではない。
自民党は太田氏1人しか擁立していない
が、2人擁立している維新の会が保守票
を大量に奪うと、よもやの落選もあり得る。
「投票日の当日に投票先を決める有権者
も数多くいます。98年の橋本政権の時の
参院選は、投票日直前に風が変わり、自民党
が大敗しています。“自民党が勝ちすぎる
のは良くない”と有権者が考えるアナウンス
効果もあるでしょう」
(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)
自民党が勝利するかどうかは、
投票率次第だ。
投票率が10ポイント上がれば、野党が
次々に逆転していくとみられている。
【転載終了】
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そろそろ、安倍政治のおかしさに
気づいてもいいころですからね。
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