東京五輪は“死のボランティア”も現実に・・・

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■組織委が責任逃れ 

 東京五輪は“死のボランティア”も現実に 

 公開日:2019/08/20  


 東京五輪のテスト大会で、猛暑 

への対策不足やトライアスロン 

会場が「トイレ臭い」などの問題 

が噴出、「死人が出るんじゃないか」 

と危惧されているが、命の危険に 

さらされるのはアスリートだけじゃ 

ない。 

大会組織委員会はボランティアにも 

過酷な待遇を検討しているという 

からひどすぎる。 


   ◇  ◇  ◇  


 東京五輪1年前のテスト大会では、 

トライアスロン会場となる 

「お台場海浜公園」の水質汚染が発覚。

選手から「トイレのような臭さ」との

苦情が出たほどで、水中の大腸菌が

基準値の2倍以上に急増した日は、 

スイムだけ中止となった。  


 この“トイレアスロン”問題をきっかけに、

東京五輪がいかに 「おもてなし」の心に

欠けているか再び話題となり、ボランティア 

問題にも飛び火。 

大会組織委が先月3日に開催した 

「第4回ボランティア検討委員会」での

検討内容に今、疑問の声が上がっている。


 日本財団ボランティアサポートセンター

が同16日に公開した 検討会の報告には

驚愕の記述が ある。  


 <大会時のボランティア活動の 

環境について、暑さ対策は基本的 

には自己管理>  


 ボランティアが酷暑で倒れても、 

「自己責任だから」と言わんばかりの姿勢だ。 


 さらに信じられないのは次のくだり。 


 <マラソンなど早朝に行われる競技 

については、ボランティアの会場入り 

が始発の交通機関でも間に合わないた 

め、終電での会場入りを想定> 


 <その場合は待機時間が見込まれる 

ため、ボランティア同士の交流機会や、 

士気を高めるような取り組みを検討し 

ていく>


 ■組織委「暑さ対策は自己管理」 

 環境省は「熱中症予防サイト」で、 

熱中症の要因のひとつに 

<二日酔いや寝不足といった体調不良> 

を挙げている。 

徹夜の“交流会”の後に炎天下で働いたら、

熱中症のリスクが高まるのは必至なのに、

組織委は <暑さ対策は自己管理>と

言って はばからないのだからどうかして

いる。 


 「ブラックボランティア」著者で 

広告代理店出身の作家・本間龍氏が 

こう言う。 


 「炎天下で働くボランティアが酷暑 

が原因で亡くなる可能性はゼロでは 

ありません。組織委は使用者責任が 

あるのに、今さら各自の自己管理だと 

いうのは、万が一の場合に責任回避 

するためではないか。ボランティア 

活動中に個人の判断で自由に離脱でき

るなら自己管理だというのも理解でき

ますが、実際はそんなことはない。

メディアは組織委の無責任さ、真剣味

に欠ける姿勢をもっと追及するべきだ

と思います」 


 ボランティアの自己責任や徹夜 

の交流会について組織委に問い 

合わせると、

 「暑さ対策は、事前対策と自己管理が

大切であると認識しています。研修で

周知徹底を行うとともに、活動時には

対策グッズを配布、休憩時間を十分に

取れるシフトを検討しています。仮に

活動中に熱中症になってしま った場合

には、保険(組織委負担)の対象となり

得ます。(交流会に ついては)検討中

です」との 回答だった。 

 “死の五輪”が現実となるかもしれない。


 【転載終了】 

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  どうなるんでしょうかね?

 

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