「桜を見る会」の露骨な隠蔽工作・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■データ8週間バックアップ
「桜を見る会」の露骨な隠蔽工作
公開日:2019/12/04
「予定通り廃棄したもので、野党
議員からの資料要求とは全く無関係」
「桜を見る会」の招待者名簿廃棄に
ついて、2日の参院本会議でこう断言
した安倍首相。
菅官房長官は安倍首相の答弁について
「さまざまな質問に丁寧に答えた」と
評価したが、とんでもない。
説明を精査すると露骨な隠蔽工作が
透けて見えるからだ。
内閣府によると、「桜を見る会」の
電子データは、紙を廃棄した5月9日
の前後、同7~9日に削除された。
共産党の宮本徹衆院議員が 「桜を見る会」
に関する資料を要求 したのと同時期だった
ため、 「わざとではないか」と問題視され
ている。
安倍首相は本会議で隠蔽の意図を否定。
内閣府に導入されているデータ管理
システム「シンクライアント方式」を 理由
に「バックアップの保存期間を終えた後の
データは復元不可能」と明言した。
だが、「シンクライアント方式」の
バックアップ期間は最大で8週間。
つまり、宮本氏が資料を要求した時点
ではバックアップデータが残っていた
のだ。
にもかかわらず、内閣府は5月21日に
衆院財務金融委員会で
「(桜を見る会の)資料が残っていない」
とスットボケ、招待者名簿について
「もう既に開催が終わったので破棄した」
と、まだ存在していた資料を「ない」と
言い張っていたのだから悪質だ。
資料廃棄が「資料要求と無関係」ならば、
「隠している」との疑念を持たれないよう
に宮本氏にバックアップデータを復元させ
て提示すればよかったはず。
「破棄した」とシラを切ったのは絶対に
桜の資料を表に出したくなかったからに
違いない。
■「国民を欺く行為」
あらためて宮本氏がこう憤る。
「内閣府は電子データの管理について
説明すればするほど、墓穴を掘っていま
す。いったい何のためにバックアップし
ているのでしょうか。『破棄した』と
答弁した時点で、招待者名簿や推薦依頼
文書のデータが残っていたのだから、
出せない理由はありません。真相を闇に
葬ろうとしたということでしょう。国会
を欺く行為ですよ」
内閣府はとうとう、3日の野党ヒアリ
ングで「バックアップデータが公文書
なのかどうか」とトンデモ発言まで繰り
出した。
こんな詭弁がまかり通るなら、政府内
で保管されている資料は紙媒体以外、
公文書でなくなってしまう。
データを廃棄したとウソをついても平気
の平左――。
安倍政権はどこまでこの国を劣化させれ
ば気が済むのか。
【転載終了】
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国会に乗り弁当を平気で提出するよう
な低レベルな行為をさせる政府。
幼稚な言い訳をさせられる官僚を世界
はどう見るのでしょうかね。
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