秋元議員に強制捜査、検察の狙いは菅官房長官か・・・
【転載開始】
■自民・秋元議員に強制捜査、
検察の狙いは菅官房長官か・・・
安倍政権&カジノ潰し
2019.12.24
国会議員秘書歴20年以上の
神澤志万です。
12月19日、東京地検特捜部が
自民党の秋元司衆議院議員の議員
会館と地元の事務所に家宅捜索に
入ったことが大々的に報じられま
したね。
日本でのIR(統合型リゾート)
事業に参入しようとした中国企業
の元役員らが海外から不正に現金
を持ちこんだとされる事件に、
関連している疑いが取り沙汰され
ています。
検察庁の職員がずらずらと事務所
へ入っていく様子がテレビでも放送
されていましたが、実際には国会内
は静かなものでした。
家宅捜索が行われたことを報道で
初めて知った人がほとんどだと思い
ます。
というか、今回の家宅捜索をもっと
も予期していなかったのは秋元
事務所のスタッフだったのかもしれ
ません。
ただ、神澤を含めて会館内の捜索
を見たことのある「経験者」だけは、
「今日は秋元事務所に強制捜査が
入るな」と予測することができま
した。
家宅捜索の不思議なところは、
本人に事前に通告されることはない
のにマスコミは承知していること
です。
さすがに開始時刻までは知らされて
いないようで、朝から張り込んで
待ち構えている記者も多いです。
秋元議員については、少し前から
秘書に対する捜査も行われていま
したが、秘書仲間たちは、そういう
騒動の渦中にいる秘書たちには声を
かけづらいんです。
そうなると情報交換ができず、
マスコミの動きもわからないので、
「今日も電話がバンバン来るのか
しら」などと不安な気持ちで仕事
をすることになります。
また、現在の議員会館の事務所は
防音設備がしっかりしていて、
なかなか廊下の音が部屋の中まで
聞こえてきません。
こんなときに経験者がいれば、
「昨日までひっきりなしにかかって
いた電話が今日はちょっと少ない」
とか
「地方の報道局からは電話があるけ
ど、東京本社からはないな。おかし
いな」などと思えるのですが、
そんな経験者はほとんどいません
からね。
■議員会館の家宅捜索はレアケース
今回の秋元事務所の件を含め、
議員会館内事務所に強制捜査が入った
のはここ10年ほどで3回目です。
その3件とも、神澤は見ています。
ひとつは、前回の森裕子参議院議員
のアバウトすぎる情報管理の記事でも
書かせていただきましたが、
小沢一郎衆議院議員の捜査をめぐる件
です。
2011年、民主党の小沢一郎幹事長
(当時)の資金管理団体「陸山会」
の土地購入をめぐる政治資金規正法
違反事件の捜査で、秘書として
会計事務を担当していた石川知裕衆
議院議員の事務所が捜索されています。
思えば、この頃の議員会館は建て替え
前でしたね。
もうひとつは、13年の自民党(当時)
の徳田毅衆議院議員への捜査です。
大手医療法人「徳洲会」グループの幹部
らが、衆議院議員選挙の際に違法な選挙
運動を行ったとする公職選挙法違反事件
でした。
ほかにも鈴木宗男衆議院議員の
「ムネオハウス」疑惑などがありますが、
これは02年の話ですね。
議員会館内への家宅捜索というのは、
それだけ数少ないということです。
今回の秋元議員の件は秘書に対する
捜査もあって、以前から関係者の間で
は話題になっていました。
神澤が12月19日朝に出勤すると、
秋元事務所のある議員会館のすべての
出入り口に、見たことのない記者が
大勢で張り込んでいたのでピンときた
のです。
ちなみに、ふだん国会に出入りして
いる政治部の記者さんたちは、
だいたい顔見知りです。
彼らは日頃から国会議員や官公庁の
幹部、議員秘書たちとコミュニケー
ションを上手に取っていて、物腰も
やわらかいです。
きちんと信頼関係を築いた上で、
スクープになりそうな情報を仕入れ
るんですね。
一方で、こういう騒動が起きたとき
にやってくるのは社会部の記者たちです。
最初から追及姿勢ですし、事務所の
ドアの前や廊下に座って張り込んだり
していて、品がないように見え ます。
もっとも、今は廊下に座り込んでの
張り込みは禁止されていて、 ガードマン
に見つかれば退出を指示されるように
なりましたけどね。
<中略>
■検察の本当の狙いは菅官房長官?
それにしても、秋元議員の事件で
中国企業が日本に持ち込んだとされる
現金は数百万円と、それほど多額とは
いえません。
それなのに議員会館の事務所まで
捜索するなんて、「裏がある」と
しか思えないです。
おそらく、特捜部の本当の狙いは
横浜が地元の菅義偉官房長官でしょう。
横浜市はカジノ誘致の最有力候補と
いわれていますし、この事件をきっか
けに、現政権やカジノ誘致にダメージ
を与えたいのではないでしょうか。
そのくらいの狙いがないと、議員会館
への強制捜査なんてしないと思います。
検察とりわけ特捜部は、同じ逮捕権
を持つ警察とは違って「バッジを取る」、
つまり国会議員などの大物を逮捕する
ことに心血を注いできました。
小沢議員の件は失敗しましたが、
前述の鈴木議員や日産自動車の
カルロス・ゴーン前会長、昔なら
田中角栄首相…と、誰でも知っている
大物を狙ってきたんです。
さて、秋元議員から菅官房長官まで
司直の手は伸びるのでしょうか。
今後の捜査のゆくえを見守りたいです。
(文=神澤志万/国会議員秘書)
【転載終了】
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大物狙いもいいですが、検察のやって
きたことは見込み捜査ですよね。
仕掛けているのは、「薩長」ですかね?
それでも「大山鳴動して鼠一匹」とか
でしょうか?
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