新型肺炎で景気減速 ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■新型肺炎で景気減速
世界利下げ競争に黒田日銀打つ手ナシ
公開日:2020/02/05
日銀の黒田東彦総裁は4日の
衆院予算委で
「(SARSの時より)影響が大き
くなる可能性も意識する必要がある」
と語った。
世界2位の経済大国、中国発新型肺炎
の感染拡大は、世界経済に深刻な影響
を与えつつある。
中国では春節明け以降も、
稼働再開するか不透明な工場は少なく
ない。
世界に広がるサプライチェーン
(供給網)の混乱は避けられない。
13億人の消費にもブレーキがかかる。
そこで、早くも各国は「利下げ」に
よる景気対策を打ち出しているが、
マイナス金利が続く日銀に利下げの
余地はなく、急激な円高の可能性も
ある。
中国人民銀行(中央銀行)は3日、
一部の金利を引き下げた。
近く、タイ中銀やフィリピン中銀も
利下げを発表する予定だ。
豪州、インドなどでも利下げ圧力が
高まっている。
米国も利下げ再開の観測が広がって
いる。
政策金利の市場予想を示す
「Fedウオッチ」によると、
2日の時点で連邦準備制度理事会
(FRB)が7月までに利下げする
確率は70%、年内の利下げは90%
近くに達している。
再選を狙うトランプ大統領も利下げ
圧力を強めるはずだ。
新型肺炎の拡大が長期化すれば、
米国の利下げは間違いない。
■円高進行も傍観しかない
米金利が0・25%下がると、
1ドル当たり2~3円、円高が進むと
される。
金融ジャーナリストの小林佳樹氏が言う。
「日銀は景気回復と言いながら出口
戦略を探ろうともせず、マイナス金利
から抜け出せないまま。その結果、今回
のような深刻な危機に直面しても有効な
金融政策を打つことができない のです。
利下げができる他国がうらや ましい。
世界の利下げ競争の中、円高 が進行して
も傍観するしかありません。 金融無策の
ツケが回ってきたというこ とです」
世界経済が減速し、その上、急激な円高
が進めば、日本経済はボロボロだ。
【転載終了】
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消費増税で落ち込んだところに
ウィルスで更に追い打ちをかけら
れたら、五輪後に立ち直れないかも。
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