岩田教授を追い出したのは、橋本岳・厚労副大臣だった!

 LITERA 


 【転載開始】


 ■感染症専門家・岩田教授をクルーズ船 

 から追い出したのは、橋本岳・厚労副 

 大臣だった! 

 ずさんな体制による船内感染拡大を隠蔽 

 2020.02.19   


 意味のない水際対策、検査・治療体制 

確立の大幅な遅れ、現場での混乱と 

パニックを誘発する方針、患者への経済 

支援ゼロ、自己責任押しつけなど、 

安倍政権の新型コロナ対応の酷さが次々 

に明らかになっているが、今度は、 

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」 

の信じられないひどい実態が明らかに 

なった。  


 ダイヤモンド・プリンセス号の船内に 

入った神戸大学病院感染症内科の教授、 

岩田健太郎氏が、その衝撃的な実態と 

ずさんな感染症対応をYouTubeに投稿 

した動画で告発。 

大きな問題になっているのだ。 

しかも、岩田氏によると、感染症対策の 

改善を提言しても、

「厚労省トップ」は 聞く耳を持たず、

わずか1日で追い出さ れてしまったのだと

いう。  


 そして、岩田氏のアドバイスに聞く耳 

を持たず、岩田氏を追い出した 

「厚労省トップ」というのは、なんと 

自民党の橋本岳・厚労副大臣だったことも

判明した。 


 まずは改めて岩田氏の告発を紹介し よう。

 岩田氏自身は20年以上、感染症の臨床治療

や研究に従事し、感染症関係の著作 も多数

ある専門家。 

エボラ出血熱、SARSなどのときはアフリカ

や中国の医療現場にも出かけ、対策に取り

組んできた。 

しかも、今回の新型コロナでも、パニックを

煽るメディア報道とは一線を画し、冷静な

意見を語っている。  


 ところが、そんな岩田氏が ダイヤモンド・

プリンセスの船内を目の 当たりにして語った

は、

 「エボラのときのアフリカやSARSのとき 

の中国よりひどい」 

「心の底から怖いと思った」という衝撃 的な

表現だった。  


 「それはもうひどいものでした。もうこの

仕事20年以上やってですね、アフ リカのエボ

とか中国のSARSとか色ん な感染症と立ち

向かってきました」  


 「アフリカに居ても中国に居ても怖くなかった

わけですが、ダイアモンドプリ ンセスの中は

ものすごい悲惨な状態で、心の底から怖いと思い

ました。これは もうCOVID-19に感染してもしょう

がないんじゃないかと本気で思いました」  

「もう……これは、あの……大変な ことでアフ

リカや中国なんかに比べても全然ひどい感染対策

をしている。 シエラレオネなんかのほうがよっぽ

どマシでした」  


 岩田氏がなぜ恐怖を感じたかと言うと、 

船内で感染症拡大の対策がまったくとら れていな

かったからだ。

岩田氏によると、 ウイルス医療の現場では、

ウイルス まったくないグリーンゾーンとウイルス 

がいるかもしれないレッドゾーンをきちっと分けて、

レッドゾーンでは完全にPPEという防護服をつけ、

グリーン ゾーンでは何もしなくていいと取り決め。

医療関係者やスタッフへの感染拡大を防 ぐのが常識

なのだという。  


 ところが、ダイヤモンド・プリンセスでは 

「グリーンもレッドもグチャグチャになっていて、

どこが危なくてどこが危なくないのかまったく区別

かつかない」 状態だった。

 岩田氏はこんな衝撃的なエピソードも明かした。 


 「もうどこの手すりと、どこの絨毯、どこにウイ

ルスいるのかさっぱりわ からない状態でいろんな

人がアドホックにPPEをつけたり手袋をはめたり、

マスクをつけていたり、つけなかったりする わけ

です」 


 「で、クルーの方もN95(医療マスク のこと)を

つけていたりつけなかったり、あるいは熱のある方

が自分の部屋から出 て歩いて行って医務室に行った

りするっ ていうのが、通常でおこなわれているという

ことです」  


 「検疫所の方と一緒に歩いていて、ヒュッと患者

さんすれ違ったりするわけです。『あ!いま、

患者さんとす れ違っちゃう!』と、笑顔で検疫所の

職員が言っているわけです。我々的には超非常識な

こと平気でみなさんやっ てて、みんなそれについて

何も思って いないと。訊いたら、そもそも常駐して

るプロの感染対策の専門家が一人 もいない」 


 「私が聞いた限りでは、DMAT(災害 派遣医療

チーム)の職員それから厚労省の方、検疫官の方が

PCR陽性になったという話は聞いてたんですけど、

それはもうむべなるかなと思いました」  


 「中の方に聞いたら『いやー、我々もこれ自分たち

も感染するなと思ってま すよ』というふうに言われて

びっくり したわけです」 


 岩田氏がこうした状況に危機感を 抱いたのは、たん

に医療チームやスタッフの身の安全を心配しての こと

ではない。

医療従事者やスタッフが感染すると、彼らが媒介 に

なって感染拡大を誘発するからだ。 


 「彼ら医療従事者ですから、帰ると 自分たちの病院

で仕事するわけで、 今度はそこからまた院内感染が

広がってしまいかねない」 


 しかも、この船内のずさんな体制には明らかな原因

があった。 

ダイヤモンド・プリンセスに感染症対策の専門家は常駐

しておらず、何の 知識もない厚労省の役人たちが統一 

したルールもないまま、いきあたり ばったりでやって

いただけだったのである。 


 「まさかここまでひどいとは思ってなくて、もう

ちょっとちゃんと専門家 が入って専門家が責任を

取って、リーダ ーシップを取って、ちゃんと感染

対策 についてのルールを決めて、やってる んだろ

思ったんですけど、まった くそんなことはな

いわけです。もうとん でもないことなわけです」


 ■厚労省トップに提言するも聞く耳持つ気なし、

 「なんでお前がこんなとこにいるんだ」  


 本サイトはかなり早い段階から、 クルーズ船での

隔離とずさんな対応を 指摘し、 

「船内感染を拡大させるだけだ」と 批判してきたが、

実態は予想以上、 戦慄すべきひどさだったというわけ

だ。 


 しかし、岩田氏はダイヤモンド・プリ ンセスの内情

を暴露するために、船内 に入ったわけではない。 

こうした問題を船内できちんと指摘し、 改善するよう、

DMAT(災害派遣医療 チーム)や厚労省幹部に提案

していた。 


 そもそも、岩田氏がダイヤモンド・ プリンセスに乗船

しようとしたのは、 前から感染症対策がうまくいって 

いないんじゃないかという懸念を持って いたところに、

船内にいる人間から 「怖い」と、「感染が広がっていく

ん じゃないか」という助けを求める メッセージをもらった

ためだった。 

そこで、厚労省の知人と交渉し、 DMATの一員、臨時の

検疫官として入る ことになった。 


 そして、初日にここまで書いてきた ような状況を把握し、

感染症対策の 改善を船内にいる「厚労省のトップ」 に相談。

夕方のDMATのカンファレンス でも提言したいと申し出て

いた。  


 ところが、岩田氏によるとその 「厚労省のトップ」は、

「ものすごく 嫌な顔されて、聞く耳持つ気ない」 

「なんでお前がこんなとこにいるんだ」 

「なんでお前がそんなこと言うんだ」という態度。 

そして、いきなり、たった1日で、 ダイヤモンド・プリンセス

を追い出され てしまったのである。  


 岩田氏は、同じくYouTube動画のなか でこう証言している。  


 「突如として夕方5時ぐらいに電話が かかってきて『お前は

出ていきなさい』 と検疫の許可は与えない、まあ、臨時の 

検疫官として入ってたんですけど、その 許可を取り消すという

ことで資格を取ら れて」 


 「とにかく岩田に対してすごいムカつ いた人がいると、誰と

は言えないけど ムカついたと、だからもうお前はもう出ていく

しかないんだって話をされました」  


 なんとせっかく感染症の専門家が建設的な提案をしたと言う

のに、提案を受けた 「厚労省トップ」は聞く耳を持たず、逆に

 「ムカついた」という理由で追い出して しまったのである。


 ■岩田教授を追い出した橋本岳厚労副大臣は厚労省のデータ

 捏造問題でも暴言と恫喝  


 乗客やスタッフの健康を無視した硬直した官僚的対応に呆れ

るしかないが、この岩田氏を追い出した「厚労省トップ」の

正体が程な く明らかになった。 

自民党所属の橋本岳・厚労副大臣が岩田氏のYouTube動画に

対して、こんな反論を ツイートしたのだ。  


 〈なお昨日、私の預かり知らぬところで、ある医師が

検疫中の船内に立ち入られるという事案がありました。

事後に拝見したご本人の動画によると、ご本人の希望に

よりあちこち頼ったあげくに厚生労働省の者が適当な

理由をつけて許したとの由ですが、現場責任者としての

私は承知しておりませ んでした。〉  


 〈お見掛けした際に私からご挨拶をし、 ご用向きを

伺ったものの明確なご返事がなく、よって丁寧に船舶

からご退去をいただきました。多少表情は冷たかった

かもしれません。専門家ともあろう方が、そのような

ルートで検疫中の船舶に侵入される というのは、正直

驚きを禁じ得ません。〉  


 〈ただの感染症蔓延地域ではないのです。 本件は厚生

労働省本省に伝え、なぜこのような事案が発生したか確認

を求めています。〉 


 橋本副大臣は岩田氏の建設的な提案に一顧 だにしなかった

ばかりか、岩田氏が自分のあずかり知らぬところで船内に

入ったことに 激怒し、それだけを理由に追放してしまった 

のである。しかも、許可を得て臨時検疫官と して船内に入って

いる岩田氏のことを「船舶 に侵入」よばわりする始末だった。  


 実は、橋本副大臣は橋本龍太郎首相の次男だが、その傲慢

な“俺様”ぶりは永田町でも有名。 

「働き方改革」法案をめぐる厚労省のデータ 捏造問題でも、

精緻に検証してデータの捏造 を指摘した上西充子法政大学教授

に対して、 フェイスブックで「噴飯もの」などと攻撃し、謝罪

に追い込まれている。 


 今回も同様だ。 実は、ダイヤモンド・プリンセスの混乱と 

感染拡大についても、現場で指揮をとっている橋本副大臣や

厚労省の硬直した姿勢に原因があるとの声が聞こえていた。  


 しかし、橋本副大臣はそのことを明らか にされたくない

ため、貴重な提言に耳を 一切貸さず、逆に“部外者”である

岩田氏を 追い出し、YouTube動画に対してあんな ヒステ

リックな反応を示したのだ。 

ようするに、橋本副大臣らは船内の混乱と 感染拡大をなかった

ことにするため、 事実や情報を隠蔽しようとしているのだ。 


 しかし、この姿勢は、橋本副大臣だけ でなく、安倍政権の

新型コロナ対応全体 に共通する問題だ。 

何の効果もなかった水際作戦を自画自賛し、 実際はすぐに

検査体制が敷けるのに、虚偽 の理由をもちだして検査を

限定し、まるで 国内感染者を低く見せたいのかと言いたく 

なるような工作にいそしむ。 


 岩田氏はYouTube動画のなかで、こと 感染症については、

SARSのときの中国 より情報公開ができていないとしたうえ、

 今回、YouTubeでの告発に至った理由を こう語っていた。 


  「このことを日本のみなさん、あるい は世界のみなさん

が知らぬままになって いて、とくに外国のみなさんなんか

は そうやって、かえって悪いマネジメント でずっとクルーズ

の中で感染のリスクに 耐えなきゃいけなかったということで

す ね。やはりこれは、日本の失敗なわけで すけど、それを

隠すともっと失敗なわけ です。たしかに『マズイ対応である

とい うことがバレる』っていうのはそれは 恥ずかしいことか

もしれないですけど、 これを隠蔽するともっと恥ずかしいわけ 

です。やはり情報公開は大事なんですね」  


 わたしたちは、生命の安全のために 不可欠な情報すら公開

されない、 とんでもない体制の国で生活している ことをもっと

自覚する必要がある。

 (編集部)


 【転載終了】 

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 もしかしたら、米国はこのこのと を知り、

急遽チャーター機を派遣し、 米国の基地で

再度12日間隔離した のではないのでしょ

うか? 


  米国政府も放置できなかったので しょう。 

 

 あくまでも、推測ですが。 


  橋本岳氏は、あの張り紙ツイート の人物

ですね。

 

LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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