岩田教授が「声を上げられないスタッフを代弁してくれた」!
ハフポスト日本版
【転載開始】
■「声を上げられないスタッフを代弁
してくれた」岩田健太郎氏の動画に、
船内スタッフが沈黙破る
クルーズ船内に派遣されていた医療機関
のスタッフが、
「岩田先生の証言は正しいと確信している
ことを伝えたい」と、ハフポスト日本版
の取材に応じた。
2020年02月20日 18時50分
新型コロナウイルスの集団感染が起きた
大型クルーズ船 「ダイヤモンド・プリンセス号」
の感染 対策を批判した神戸大の岩田健太郎教授
の動画をめぐり、海外は日本への批判を強め、
政府は反論に追われている。
そんな中、「声を発することができない
スタッフの声を代弁してくれた」と
岩田教授に感謝する声も上がっている。
クルーズ船内に派遣されていた医療機関
のスタッフが2月20日、
「岩田先生の証言は正しいと確信している
ことを伝えたい」と、ハフポスト日本版の
取材に電話で応じてくれた。
■「ゾーニングできていないのは明白」
このスタッフは今月、クルーズ船内の
救護活動に従事。現在はすでに下船している。
「岩田氏の動画で共感したのは、大きく2点
あります」と、真っ先にゾーニング の不備を
指摘した。
ーー岩田教授は「どこが危なくてどこが 危なく
ないのか全く区別がつかない」と 船内の状況を
指摘していますが、同じ意見 ですか?
そうですね。区域管理できていないのは
明白だと思います。
例えば、メディカルセンターや対策本部
のある5階ダイニングルームでは、本来なら
何重かの隔離スペースを作って感染防具を
着脱して出入りするような場所ですが、
サージカルマスクを着けただけの人間が
職種関係なく出入りができる状態でした。
クルーズ船のメディカルセンターに従事
している医療関係者は疲弊しきっていて、
自分たちも感染しているだろうという諦め
の境地にあるように見えました。かなり
緩い防護で業務に当たっていました。
ーー 加藤勝信・厚生労働大臣は2月19日
の専門家会議後の記者会見で、ゾーニング
について「感染防具を脱ぐゾーンを設け、
その他の業務区域と分離するゾーニング を
行なっていた」と反論しています。 20日には、
橋本岳・厚労副相も「清潔 ルート」
「不潔ルート」と張り紙で区分 けされた写真
をTwitterに投稿しています (現在は削除)。
客室と医療対策本部が置かれた5階に、
橋本さんが投稿されていた写真のような
防護服を着脱する区域があります。 そこで
汚染されたマスクや手袋もゴミ箱 に捨てる
ようになっています。
でも、空間が仕切られているわけでは
なく、エレベーターを降りてその場所に
たどり着くまでに色々な方とすれ違うの
です。あまり意味があるとは思えません
でした。
■「衛生管理の知識が共有されていなかった」
ーー岩田教授は船内の状況について
「ものすごい悲惨な状態で、心の底から
怖いと思いました」と話していました。
同じ感想をお持ちですか?
今振り返ると、たしかにその通りだな、
と感じています。でも、当時はそこまで
怖いとは思っていませんでした。
ーーそれはなぜですか?
乗船前、全てのスタッフは、船内の避難
経路や非常時の汽笛の合図などについての
ブリーフィングを受けるよう義務付けられ
ていますが、危険区域と安全区域について
の説明など感染管理に特化したブリーフィ
ングはありませんでした。
でも、当時は、乗船業務に当たる上で
必要な知識は事前に共有されているものだ
と思っていたので、色々疑問に思うことは
あっても、自分は専門家ではないので、
恐いと思ってはいませんでした。
ーー厚労省は乗務員や医療従事者に対して
は、感染防止のための指導を行なっている
と主張していますが、そうではなかったと
いうことでしょうか?
衛生管理の知識は、クルーには特に共有
されていないと感じました。
例えば、夕食は船長のご好意でダイニング
ホールで食事が提供されたのですが、開放
された空間でマスクを外して談笑しながら
食事をします。そこにはクルーの方たちも
入ってきます。
彼らに「マスクを交換している?」と聞い
たことがありました。「もちろん、1日1回
交換しているよ」と言うんです。汚染され
たマスクを一日中つけているのでは、
まったく意味がないと感じました。
クルーは手袋もつけていますが、手袋を
つけたままゴミ箱を交換したり、あちこち
触っているのも見ていました。
■「日本政府の後手な対応、改めてほしい」
ーー岩田教授の動画に対しては、船内で
対応している感染症の専門医師から
「不安と疑念が交錯するときだからこそ、
一致団結していかなければ」となだめる
声も上がっています。同じく船内で業務
に当たった立場として、どのようにお考
えですか?
当然講じるべき感染管理の対策が講じ
られていない、そして、政府がそれを
認めようともしていない状況で、専門家
の立場から問題点を指摘した岩田先生
に対して「一致団結すべき」という
感情論で反論するのは適切だとは思え
ません。
立場上、声をあげることができず苦し
い、悔しい気持ちを抱えているスタッフ
もいます。そういうスタッフにとっては、
劣悪な環境を指摘してくれた岩田先生
の動画は心強かったです。
私自身も、立場上、匿名ではあります
が、日本政府の後手後手な対応を改めて
欲しいと願って取材に応じました。
【転載終了】
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やはり、この件がまた日本の信用を
落としてしまったという感じですね。
船内の様子が明らかになるに従い、
出鱈目さが際立ってきていますね。
厚労省の無能さが世界に発信されて
しまった感じです。
高齢で過去疾患のある方は死亡率が
高いことが分かっていたのに、適切な
対応をしていませんし。
それでいて、記者会見で厚労省の
担当者が判断に間違いはないという。
私は、マスクなどしなくても風邪や
3人のインフルさんと濃厚接触でも
うつったことがありませんが、 流石に、
高齢の親や幼い孫のために外出時には
マスクをしています。
因みに、私はインフルのワクチンを
打ったことがありませんが、ワクチン
を打ってる方達がインフルを発症して
いました。
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