「私」のために「公権力」を行使する 安倍総理!

 HARBOR BUSINESS

 online 


 【転載開始】 


 「私」のために「公権力」を行使する 

安倍総理 2020.02.21 


 ■前代未聞のデタラメを繰り返す「安倍政権」  

 森友・加計の公文書改ざんに端を発し、 

防衛省の南スーダンPKO派遣部隊の日報 

隠蔽、統計偽装、桜を見る会での公文書 

廃棄・隠蔽などなど、歴代政権では考え 

られないデタラメなことを平然と行って 

いる安倍政権。  


 公文書を改ざんし、平然と嘘の答弁

をし、その嘘が発覚すると、矛盾を指摘

したホテルを恫喝し、議会を愚弄する

安倍政権は、最近になって

 「政権の守護神」と言われる東京高検の 

黒川弘務検事長の定年を、前例を覆して 

無理やり延長させるという検察庁法違反 

と指摘されてさえいる暴挙に出ている。 


 こうした公権力・国家の私物化は国を 

誤ることになることは疑いのない事実だ。  


 今日、21日発売の真正保守論壇誌 

『月刊日本 2020年3月号』では、

 公権力・国家の私物化を剔抉(てっけつ)

 し、公権力を国民の手に取り戻さねば 

ならないと、 

「国家の私物化、隠蔽・改竄・安倍政権 

 [安倍総理よ、恥を知れ!]」と題した

第二特集を打ち出している。 


 今回は、同特集の中から、国会で鋭い 

質疑を繰り返す立憲民主党・無所属 

フォーラムの小川淳也氏の論考を紹介 

したい。


 ■行政そのものが私物化されている


 ―― 小川さんは予算委員会で 

「桜を見る会」の問題を追及しています。

 問題の本質はどこにあるのですか。

 

小川淳也議員(以下、小川):いま 

予算委員会で議論すべき課題は山積 

しています。カジノ・IR、自衛隊 

の中東派遣、新型肺炎など、国策に 

関わる問題がある。

「もっと大事な問題があるだろう」と

いう国民の声 があることも承知してい

ます。 

 しかし政策を議論する以前に、 

安倍政権によって行政そのものが 

私物化されている疑惑がある。これ 

を解消しない限り、政策を議論して 

行政を前に進めることは不可能です。 

国会の冒頭でこの問題にケジメを 

つけることが最優先の政治課題で 

あると腹に据えています。


 ―― 具体的な問題点はどこにあるので 

すか。  


小川:「桜」の法律的問題は、以下の 

4点です。

  すなわち衆議院議員安倍晋三が内閣 

総理大臣たる地位を利用して、会の 

趣旨を歪ませて予算を支出した財政法 

違反、またそのような形で予算を執行 

して地元有権者を供応接待した公職 

選挙法違反、及びそれらの収支を記載 

しなかった政治資金規正法違反、さら 

に証拠隠滅のために公文書を廃棄させ 

た公文書管理法違反の疑惑がある。

 まず財政法は、予算は定められた 

目的の外に使用してはならないと規定 

しています。桜を見る会の目的・趣旨は

「各界で功績、功労のあった方々」 を

招いて慰労することですが、安倍政権

はそれを度外視して友人知人、地元

有権者を招待していた。その結果、 

参加者数は1万2000人(13年) 

から1万8200人(19年)まで膨れ 

上がった。予算額は毎年1767万円 

ですが、実際の執行額は3005万円 

(14年)から5519万円(19年) 

まで肥大化した。執行額が予算額を 

4倍も上回る事業など前代未聞では 

ないか。 

 安倍政権が本来の目的・趣旨から逸脱 

し、財政法違反の状態を続けてきたこと 

は明らかです。


 ―― 総理主催の桜を見る会と安倍後援 

会主催の前夜祭には、地元関係者ら約 

800人が参加していた。  


小川:公職選挙法は、後援団体の行事 

などで選挙区内の有権者に供応接待して 

はならないと規定しています。桜を見る 

会には地元後援会の関係者たちが大勢 

参加していましたが、主催者が安倍総理 

である以上、税金で地元有権者を供応 

接待した公職選挙法違反の疑いがある。

 そもそも安倍事務所は地元で参加希望 

者を幅広く募り、内閣府に推薦していま 

した。安倍総理は「自分は推薦しただけ 

で、招待したのは内閣府だ」という主張 

を展開していますが、内閣府の最高責任 

者は総理です。また、この主張は「内閣 

総理大臣として自分で事務処理したもの 

以外は一切責任を取らない」と言うに等 

しいものです。 

 安倍総理は無責任な答弁で言い逃れ 

ようとしていますが、桜を見る会の 

主催者としての責任は免れず、公選法 

違反の疑いは残ったままです。


 ■「レッテル」はすぐに剥せる


 ―― 安倍後援会がホテルニューオー タニ

で開催した前夜祭でも、地元 有権者を

供応接待した公職選挙法違反 の疑いが

あります。ニューオータニの 一般的な

飲食費は1人当たり 1万1000円以上

ですが、前夜祭の 会費は5000円という

異例の低価格 でした。


 小川:そこから安倍後援会かホテルが 

差額分を負担して、参加者に会費を 超え

る供応接待が行われたのではない かと

いう疑いが出てきます。安倍後援 会が

負担していた場合は「買収」に 当たり

公選法違反になります。一方、 ホテル

が負担していた場合は「寄付」 に当た

り収支報告書に記載しなければ なら

ないが、それがなされていないので政治

資金規正法違反になります。 また「寄付」

の場合でも間接的な買収 に当たる可能性

があります。


 ―― しかし安倍総理は「価格はホテル 

が設定した」と主張し、あくまでも差額 

はないという立場です。


 小川:それならば、ホテルから明細書 

をもらって提示すべきです。そうすれ 

ば総理の説明が事実かどうか一瞬で 

確認でき、問題は一気に沈静化する。 

先日私がこの点について質疑した時も、 

安倍総理は「レッテル貼りだ」と反発 

しましたが、「レッテルはすぐに剥せ 

る」と即座に言い返しました。それを 

やらずに詭弁や珍答弁を繰り返すから、 

いつまで経っても疑惑が晴れないのです。


 ―― 公文書管理法違反の疑いもあり 

ます。安倍政権は19年の桜を見る会の 

招待者名簿を廃棄していました。


 小川:内閣府は昨年5月9日、共産党 

の宮本徹議員から桜を見る会の資料請 

求をうけた1時間後に招待者名簿を 

シュレッダーにかけて廃棄しており、 

その後5月7~9日の間に電子データ 

も削除したと説明しました。野党は 

電子データを削除した記録(ログ)を 

開示するよう求めましたが、安倍総理 

は「セキュリティ上の問題がある」と 

拒否し、担当者への確認も行わないと 

しています。

  資料は廃棄した。電子データも削除 

したが、削除記録は確認できない。 

こんな説明で納得できるはずがない。 

証拠隠蔽のために招待者名簿を廃棄 

した公文書管理法違反の疑いは強いと 

言うしかありません。


 ■安倍総理の嘘は国民に対する虐待だ


 ―― 「桜」は森友、加計と同じ政権の

体質を表している。


 小川:いま安倍長期政権の澱や膿が 

噴き出しているが、それらは安倍晋三 

という個人から出てきたものだと 

言わざるをえない。森友・加計・桜 

にしろ、法制局・検察人事への介入 

にしろ、一連の問題に共通するのは 

権力の際限なき広がりです。安倍

 晋三という人物の根底には、あらゆる 

領域に自己の権力を拡大していくと 

いう拭い難い傾向がある。しかも厄介 

なことに、本人はその傾向に無自覚 

なのです。だからこそ、安倍政権の 

権力は自制が効かず、半ば無意識的 

に際限なく拡大している。 

 森友・加計・桜で言えば、安倍 総理

の権力志向に身内びいきが 相まって、

お友だちに便宜を図る ために公権力が

行使されている。 安倍総理は公私の

区別がつかず、 権力を見境なく広げて

いるのです。


 ―― 安倍総理は自己の権力は法律 では

なく身分に基づくものだと勘違い している

ように見えます。


 小川:安倍総理には「朕は国家なり」 という

権威主義的な感覚があるのだと 思います。

それは安倍総理の生い立ち に由来するものな

のでしょう。 安倍総理は自己の権力が内閣

総理大臣 として主権者国民から授けられた 

「借り物」ではなく、支配階級として 生ま

れながらに与えられた「特権」 であると錯覚

しているのではないか。 その前提で安倍政権

を捉えておかない と、本質を見誤ります。


 ―― 安倍総理は国会で薄ら笑いを浮か 

べながら野次を飛ばし、不誠実な答弁を 

繰り返しています。その姿に国民は深く 

傷ついていると思います。  


小川:安倍総理は責任回避のために詭弁 

を繰り広げていますが、それを聞いて 

納得する国民はいないでしょう。しかし 

安倍総理はいくら矛盾を指摘されても、 

堂々と開き直って次から次へと詭弁を 

繰り返す。一国の総理大臣が平気で嘘 

をつく姿を見せること自体、国民に 

対する精神的な虐待だと言っても過言 

ではないと思います。


 ―― 世論調査では大多数の国民が 

「総理の説明に納得できない」と回答 して

います。しかし、政権支持率は 落ちない。

国民は安倍総理が嘘をつい ていると知り

ながら、安倍政権を支持 せざるをえない

状況です。


 小川:それは野党が安倍政権に代わ る選択肢

になりえていないからです よね。そのため

野党がいくら安倍総理 の嘘を暴こうが、国民

は安倍政権を 支持せざるをえない。その意味

では、 与野党問わず日本の政界が国民を傷つ

 けているのかもしれない。


 ―― 乱暴な例えですが、父親(自民党) 

は家庭内暴力を振るう。母親(野党)は 

そんな父親をヒステリックに罵る。 しかし

子供(国民)は母親と家出しても 生活でき

るとは思えないから、父親の 暴力に耐えな

がら生活する道を選ぶし かない。そういう

状況に見えます。 小川:何となれば、国民

は一度野党に政権 を任せて失敗しているわけ

です。その トラウマがあるからこそ、自民党

政権の もとに留まり続けている。その中で

野党 が自民党を批判すればするほど、自民党 

以外に選択肢がない国民は惨めになり、 諦め

を深めるのではないか。現在の政治 不信は

ここから来ているのかもしれません。 

 安倍政権の7年間で溜まった澱や膿を 一掃

するためには政権交代しかない。 しかし国民

は政権交代を望んでいない。 それは野党が国民

からの信頼を勝ち得て いないからです。

 確かに野党が国会で事実を明らかに しながら

安倍政権の問題点を追及する ことは必要です。

しかし、それだけでは 不十分です。

  やはり我々野党は安倍政権に反省を 促す前

に、自分たちが本当に反省しな ければならない。

3年3か月の民主党 政権時代の反省、それから

7年経って も政権政党として復活できない反省、 

そして今回の合流をめぐる反省…… 

いくら反省しても反省し切れない。 そういう忸怩

たる思いがなければ、 どれだけ政権批判を繰り

返しても、 野党に未来はない。 

 率直に言って、与党も野党もその視野 に国民

の姿が入っているとは思えない。 国民もその

ことに気づいているから、 与野党がお互いに自分

たちの立場や 利益のために罵り合うような国会

審議 にうんざりしているのだと思います。 

だからこそ、誰が本気でこの国の未来 を憂いて

いるのか、国民生活を憂いて いるのか、子供

たちの将来を憂いてい るのか、それが真摯に

伝わる国会審議 にしたい。そういう思いで

質疑に立た せていただきたいと思います。 

(2月5日インタビュー、  

 聞き手・構成 杉原悠人) 


 【転載終了】

 **************************  


 「国家の私物化」は独裁政治であり、 

議会制民主主義の国にはそぐわない事 

です。 


 大体、政権が倒れたら、「投獄」 

されるか、「処刑」されてます。  


 ネットに「安倍を皇居に松に吊るせ」 

というのはそのような意味も含まれて 

いるのでしょう。 

それほど、安倍晋三は憎まれていると 

いうことかも知れませんね。 


 また、恥を知っているなら、こんな 

暴政は敷きませんよね。

 

0コメント

  • 1000 / 1000