緊急事態宣言で国民の発言を封じるつもりか!

 中村敦夫 怒りん坊の閻魔堂会議 


 【転載開始】


 ■コロナショック緊急事態宣言で 

 国民の発言を封じるつもりか 

 公開日:2020/03/10  


 「ショック・ドクトリン」は、 

カナダのジャーナリスト、 

ナオミ・クラインの書いた本の題名 

じゃよ。 

新自由主義を信仰する学者の一派が、 

自分たちの改革を実現するには戦争、 

大災害、伝染病などが起き、民衆が 

パニックになった一瞬を突き、 

急進的な市場主義を強引に導入すべ 

きと主張してきた。 


 クラインは、これを危険な思想と 

して批判した。 

なぜなら、このやり方には、独裁や 

暴力が必然的に伴うからじゃ。 

1973年のチリ独裁政治がこの 

手法を推し進め、結局、中途半端に 

終わった。 


 この試みは、以後のアメリカ同時 

多発テロでも実行された。 

双子のビルが崩壊し、アメリカ中が 

パニックになった時、米軍はタリバン 

支配のアフガニスタンに攻め込んだ。 


 その後は、イラクへの侵略だ。 

フセインとアルカイダは組んでいる 

という理由だったが、事実は犬猿の 

仲だった。 

フセインが核兵器を隠しているという 

のも真っ赤な嘘だった。 

こうしてアフガニスタンとイラクの 

乗っ取り計画は進んだが、 

結果は何十万もの地元住民を死なせ、 

中東を混乱に陥れただけ。  


 日本では、福島原発事故を逆利用して、 

海外へ原発プラントを売りつけようと 

したが、軒並み失敗。

 バカか? 逆に核廃棄物の処理や汚染 

問題がクローズアップされ、 

慌ててIOCを抱き込み、

社会を五輪 一色で塗りつぶした。 

原発事故隠しのショック療法のつもり 

かのう。  


 閻魔堂会議のメンバーには、五輪に 

興味を持つ者など一人もおらん。 

表立って反対表明をしなかったのは、 

大人げないと思っただけじゃよ。  


 そもそも、東京開催の意義がない。 

石原都知事時代に、人気取りのネタと 

して花火は上がったが、ドッチラケの 

ままポイ捨てになった企画だ。 

経済政策とは見せかけで、ボロ儲け 

するのは、TV局、広告代理店、 

ゼネコンぐらいのもの。 

犠牲になったのは、放り出された原発 

事故の被災地や被ばく者たちだ。  


 ところで、今や五輪を上回る衝撃が 

登場した。 

コロナウイルスじゃ。 

これには、内閣も対応できておらん。 

ああだこうだと弁解しておるが、 

検査もできなければ、治療薬もない 

断末魔だ。 

打つ手は、増える患者数を隠すだけか? 


 それとも、「ショック・ドクトリン」 

を応用し、緊急事態宣言で、国民の発言 

を封じるつもりか。 

 (筆者は2016年に出家得度) 


 【転載終了】

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 野党の立憲民主党や国民民主党 

などが国会の事前承認を求めてい 

ましたが、与党側は 

「対応が遅れることがあってはな 

らない」と拒否しているようです。  


 今までさんざ宴会やフグを食し 

たりで、対応を遅らせてしまった 

くせに、どの口が言うんでしょう 

かね。


 もう一部の国民は気付いている 

ので、日本の在り方に希望を失って 

います。


 安倍政権の7年間で、日本は三流 

国家に落ち、国際社会から相手に 

されなくなっていますよ。

 

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