厚労省、『モーニングショー』に反論でデマ流布・・・

 Business Journal  


■厚労省、 

 『モーニングショー』に反論でデマ流布・・・ 

 原因は首相官邸の“素人”介入だった 

 2020.03.11 


 厚生労働省の公式Twitterアカウントが、 

テレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』 

を名指しし、番組内容に異を唱えたことが 

波紋を呼んでいる。 

番組内容に誤りがあり、訂正を促す内容なの 

かと思いきや、厚労省側の説明は二転三転。 

状況は混とんとしている。いったい何が 

あったのか。


 ■番組終了後、厚労省が突如異論を 

 Twitterに投稿 


 『モーニングショー』は4日、厚労省が 

メーカーに対して、国民生活安定緊急措置法 

に基づきマスク400万枚を同省へ売り渡す 

よう指示したことを伝えた。 

加えて、厚労省が入手したマスクは、当時、 

感染が急拡大していた北海道中富良野町や 

北見市の各世帯に配布する方針も報道され 

た。 

これに対し、テレ朝社員コメンテーターの 

玉川徹氏が 

「医療機関に配るべきだったんじゃないか」

 などと発言。 

補足するかたちで、白鴎大学教育学部教授 

(感染症学、公衆衛生学)の岡田晴恵氏が 

次のように話した。 


 「まずは医療機関に配らないと駄目です。 

みなさん欲しいのはごもっともですが、医 

療を守らなかったら治療できませんから、 

医療機関、特に呼吸器関係をやっている人 

に重点的に配っていかないと」 


 賛否はどうあれ同番組のこれまでの報道 

スタイルからすれば、今回の放送が取り 

立てて過激な内容だったようには思えない。 

ところが、厚生労働省の公式Twitterアカウ 

ントは5日、突如として同番組を名指ししな 

がら下記のような異論を唱え始めた。


 厚生労働省 ✔ @MHLWitter 

【#新型コロナウイルス マスクの供給】 

「3月4日午前8時からの『羽鳥慎一モー 

ニングショー』の出演者から、『まずは 

医療機関に配らなければだめ。医療を

守ら なければ治療ができないから、医療

機関、 特に呼吸器関係をやっている人

に重点的 に配っていく』とのコメントが

ありました」

 (原文ママ、以下同) 


 「厚生労働省では、感染症指定医療機関 

への医療用マスクの優先供給を行ったほか、 

都道府県の備蓄用マスクの活用や日本医師 

会や日本歯科医師会のルートを活用した優 

先配布の仕組みをお知らせしています」 


 「最終的に全ての医療機関に十分なマス

が届くことが必要であり、引き 続き、

マスクの増産や全ての医療機関 を対象と

した優先供給を進めてまいります」


 ■モーニングショーは再反撃、厚労省は 

 主張内容を変更 


  『モーニングショー』は6日、この厚労省 

のツイートを受け、同省に取材した結果を 

パネルで説明した。パネルには5日夜、 

厚労省担当者からの回答として 


 「『マスクの優先供給を行った』について 

は言いすぎた表現 『行っている』『開始し 

た』が正しい」と記載してあった。 またこの

厚労省担当者との談話として、 医師会を活用

した優先配布の仕組みについて 「訂正したい 

そんなことは国会でも言って いない」 

「日本医師会 日本歯科医師会に協力しても 

らって、マスク配布の仕組みを医療関係者に 

広く知ってもらいたい というつもりで書い 

た」と書かれていた。 

 厚労省の公式アカウントはこの日の番組終了

後、次のように投稿した。 


 「2月25日、厚生労働省の指示の下、メー

 カーと卸業者が協力して、医療機関の必要度 

に応じて、一定量の医療用マスクを優先的に 

供給する仕組みを作りました」 


 「2月28日にサージカルマスク約41万枚を

14自治体、サージカルマスク約18.8万枚を

68感染症指定医療機関に対して、まずは 

優先供給を行ったところです」  


 「3月4日午前8時からの『羽鳥慎一モーニ

 ングショー』の出演者から、『医療機関に 

配らなくてはだめ』とのコメントを受け、 

3月5日に、既に厚生労働省は医療機関に優先 

供給をする方針を自治体や医師会に明確にし 

ていたので、この事実関係をお知らせしたと 

ころです」


  実際にこの間、全国の開業医からはインタ 

ネット上で 

「どこの医師会にマスクが流れているのか」 

「うちには来ていない」 などと疑問の声が

上がっていた。 

そのうえで5日から6日にかけて、変更された

厚労省の主張をよく見てみよう。  


 「感染症指定医療機関への医療用マスク優先

供給を行った」(5日の投稿)

 →「68感染症指定医療機関に対して、まずは 

優先供給を行った」(6日同) 


 国家公務員の最も大切な仕事は、国会で審議

された

法令や法律の条文を作成する ことだ。 

一般的に優秀な官僚は事実を巧みに積み上げ

 て、解釈の余地をわざと残したり、逆に余談 

を許さなかったりするような緻密な文章を書 

くものだが、今回の投稿はかなり「ガバガバ」 

な内容だったことがわかる。 


 いったい誰が書いたのか。

政府関係者は次 のように語る。 


 「この新型コロナウイルス問題では、まず首相

官邸が表に出す文章を確認しています。 大臣は

もちろん、官邸に出向中の各省職員や 副大臣、

政務官などを通じて内閣官房に広報 概要が伝わり、

官邸が情報の整合性を確認して、各省でリリース

していると思います。  各社報道で指摘していま

すが、コロナ問題 対策の事実上のトップは今井尚哉

首相補佐官です。まさか、ご自身が広報内容を添削

する ほど暇ではないでしょうし、どこまで関わって

いるのかはわかりません。ただ、現在の 官邸は各社

の報道内容をよく分析しているそ うなので、今井

補佐官らが『モーニングショ ーのあれはなんだ』

くらいの指摘はしたので はないでしょうか。今井

補佐官はもともと 経済産業省の出身です。今年3月

11日で9年 になる東日本大震災と東京電力福島第1

原発 事故後、資源エネルギー庁の次長になりました。

当時、急激に加速していた脱原発の 流れを、旧民主

党政権幹部や各原発立地県の 知事を説き伏せて『原発

再稼働』の流れに 持って行った主要人物です。『原発

はクリー ンエネルギー』『アベノミクス新三本の矢』

 『一億総活躍社会』などのスローガンをつく るのは

得意ですが…。どちらかというと、 緻密に制度や法令

を組み立てて、社会をまわ すというタイプの官僚では

ありません。今回 の件も、原発事故と同じく『国家の

危機』と いうことで今井補佐官が大車輪の活躍をされ 

ているそうですが、いかんせんウイルスや 医療行政に

関しては門外漢なところは否めま せん。そのため指示

や事実関係の確認が大雑 把になったり、今回のような

ガバガバな広報 文になったりしているのでしょう。

厚労省内 部からも、官邸の統制のあり方に疑問の声が 

上がりはじめています。縦割り行政の弊害で 対策が

遅れてはなりませんが、各省や専門家 に任せるところ

は任せ、危機的な状況だから こそ、現場の職員を信頼

して指揮をとっても らいたいです」  


 今回の厚労省が番組を名指しして異論を 唱えたこと

に対して、テレビ朝日広報部 にも見解を求めたところ、

次のような回答 が寄せられた。 


 「特にお答えすることはありません。放送 したこと

がすべてです」 

 (文=編集部) 


 【転載開始】 

 **************************** 

 

 どうも、この政権は何から何まで 

都合の悪いことは、一強を利用して 

言論を潰す所がありますね。 


  ここにもあるように、中心は今井 

補佐官ようですね。

 

LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

0コメント

  • 1000 / 1000