コロナ恐慌、長期化なら倒産廃業5万件超・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■コロナ恐慌が95%の企業を直撃
長期化なら倒産廃業5万件超
公開日:2020/03/13
いよいよ、日本のコロナ不況が
深刻になってきた。
財務省と内閣府が12日発表した
1~3月期の法人企業景気予測調査
は、大企業の全産業の景況判断指数
がマイナス10・1となった。
5年9カ月ぶりの低水準である。
企業心理は一気に冷え込んでいる。
このままでは倒産、廃業ラッシュ
になるのは確実だ。
◇ ◇ ◇
東京商工リサーチが、3月2~8日
に行った最新の調査結果はショッキングだ。
1万6327社にアンケートした。
94・6%の企業が
「新型コロナウイルスの影響がある」と
答えている。
前回(2月7~16日)調査では、
「影響がある」は66・4%にとどまって
いた。
わずか3週間で28・2ポイントもアップ
している。
通常の調査では、考えられないアップ幅で
ある。
さらに2月の売上高を尋ねると、 約7割
(67・6%)が、
「前年同月より落ち込んだ」と答えている。
新型コロナの影響を受けているのは、
予想通り、 「道路旅客運送業」(100%)、
「宿泊業」(96%)、 「飲食業」(91%)、
「生活関連サービス(旅行、結婚式場など)」
(90%)、 「学校教育」(85%)が
ワースト5だった。
実際、新幹線もホテルも居酒屋もガラガラ
である。 とくに居酒屋チェーンは、
歓送迎会シーズン の3、4月に半年分の利益
を稼ぐ店も多い だけに悲鳴を上げている。
最悪なのは、いつコロナパニックが終息
するのか、まったく見通しが立たないことだ。
政府の専門家会議も
「暖かくなると消えるウイルスではない。
数カ月から半年、または年を越えて対策を
続ける必要がある」と長期化を警告している。
すでに「新型コロナ関連倒産」は8件起き
ている。
この調子では、倒産の嵐が吹くのは間違い
ない。
それでなくても、昨年10月の消費増税以降、
倒産件数の増加に拍車がかかっている。
東京商工リサーチの友田信男常務取締役
情報本部長はこう言う。
「昨年、企業倒産は8383件(前年比
1・7%増)と11年ぶりに増加していま
す。廃業は4万3348件(同7・2%減)
でした。合計5万社以上が市場から消えて
いる。原因は<台風・消費税・暖冬・人手
不足・後継者難>です。2020年は、倒産
件数が1万件を突破すると予測しています。
4月以降、急増するでしょう。倒産以上に
激増しそうなのが、廃業です。中小零細企業
のなかには、たとえ黒字でも後継者難など、
事業継続が難しい会社が多い。コロナパニッ
クを契機に、『赤字に転落する前に会社を
畳もう』と、事業の継続を断念する会社が
続出する恐れがあるとみています。やはり、
先の見通しが立たないと、経営者のマイン
ドも下がります。コロナパニックが長期化
したら、廃業は5万件を超えるでしょう。
当然、多くの失業者が出ることになります」
「異次元の金融緩和」だけに支えられた
アベノミクスは、音を立てて崩れている。
国民はコロナと不況のダブルパンチに
見舞われている。
【転載終了】
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早い段階での退陣が望ましいでしょうね。
ネットでは長い間「疫病神」と言われて
いましたからね。
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